正しいお散歩シリーズその2 愛犬にピッタリのハーネスを選ぼう!-2009.3.5更新-
お散歩シリーズ第二回目は「ハーネスの選び方」をご紹介します。
ハーネスは、もともとソリを引いて荷物を運ぶ使役犬の負担を軽くするために作られた道具だそうです。ハーネスは、犬の体にかかる力を胸や肩に分散できる構造なので、体への負担が軽くなります。ちなみにハーネスをお勧めできる犬、そうでない犬は次の通りです。
<オススメできる犬>
・気管が弱い犬(首輪だと、気管が締め付けられて苦しくなる時があるため)
・背中や腰が弱い犬(体にかかる負担を分散することができるハーネスはお勧め)
・老犬(衰えてくると体への負担が少ないハーネスがお勧め)
<オススメできない犬>
・強く引っ張る犬(ハーネスの方が首輪より楽に引っ張れるので不向き)
・興奮しやすい犬(首輪より制動がしにくいのでバタバタする子は不向き)
・成長期の犬(骨の成長を妨げる恐れもあるので不向き)
では次に、ハーネスを選ぶ時のポイントを2つご紹介します。
(1)種類
ハーネスには大きく分けて3つのタイプがあります。
・通常タイプ 前足を通し、背中にリードを繋ぐタイプ。丈夫なので、活発な犬でも大丈夫。
・幅広タイプ 柔らかい素材の面で支えているので、体にかかる圧力が分散されやすい。
負担が少ないので、老犬にもオススメ。
・引っ張り防止専用ハーネス 引っ張ったときに胸の部分が締まり、引っ張る力を緩和させる構造のハーネス。
引っ張り癖を直すものではないので勘違いしないで!
(2)大きさ
ワンコにぴったりサイズのハーネスを選ぶには、胴回りを測っておきます。図るポイントは前足のつけ根の一番太い部分を測ることです。
また、装着したときに、どのくらい絞めておけばよいかというと、だいたい指が一本ほど犬の体とハーネスの間に入るくらいがよいでしょう。
以上がハーネスの選び方のポイントです。前回にお話しした首輪はハーネスを装着するワンコでも着けておくことをお勧めします。要するに、散歩のときだけハーネスをつけて、普段は首輪だけということですね。迷子になったときでも首輪をつけているのとつけていないのとではやはり違います。
次回は「正しいお散歩シリーズ(3)散歩をする時のポイント」を予定しています。