Loading...
ステップハウス トップ注文住宅岡山の注文住宅ペットの法務相談 > 第4回 ペットを預ける時の注意点
第4回目

ペットを預ける時の注意点-2008.4.19更新-

前回のコラムから随分と間があいてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、今回はゴールデンウィーク前ということで、ペットを預ける時の注意点についてお話いたします。

大型連休にご家族で旅行を計画されておられる方、多くいらっしゃると思います。そうなると、大切なペットをどこかで預かってもらわなければ・・・ということになります。ペットの小型化が進んでいるので一緒に旅行が出来るペットであればその問題もないと思いますが、どういうところに預けたらいいの?預ける時に注意することは?とお思いの方に少しアドバイスをさせていただきます。

ペットを預ける方法は、大きく分けて下記の3種類があります。
(1) 友人・知人・親族に預ける
(2) ペットホテル、ペットシッター、訓練所などの動物取扱業者に預ける
(3) かかりつけなどの動物病院に預ける

(1) のケースであれば、一番気楽に安心して預けられると思われる方が多いと思います。預ける時にはいくらか費用もかかるものですが、不要と言ってくれる場合も多いのがこのケース。帰宅してもすぐに迎えに行けて一番良い手段だと思われがちです。ただし、気をつけなければならないのが、ペットに何かあった時、トラブルに繋がり易いのが実はこの手段であったりします。正式な契約を書面で交わすことをせず口約束であることが多いので、言ったとか言っていないという水かけ論になり易く、どっちが悪いかということで口論になり易いという恐れがあります。ですので、親しい中であってもトラブルを避けるためにしっかりと伝えることは伝え、メモでもよいので記録として残しておく必要があると思います。

(2) のケースが預ける場合には一番に出てくる手段ではないかと思います。もちろん預かってくれるシッターさんやお店のスタッフさんはその道のプロでしょうから安心して預けられるのではないでしょうか?ペットに何かあった時の対応も慣れていると思いますので、必要な情報(ペットの性格や体調、排泄の方法など)を伝えることを忘れなければ安心かつ安全に預かってくれると思います。ただ、ホテル代は宿泊数やサービス内容によってかかってきますので、長期になれば負担も増えます。見学できるようならホテル内を一度見せてもらって確実に安心できる宿泊先を見つけておきましょう。

(3)のケースでは、健康面や年齢的なことで不安を抱えているペットを預けるには最良でしょう。この2点に関して条件が合わなければ、(2)でお話ししたお店が預かってくれない場合がありますので、当日のペットの状態が良いとは限らないことも事前に考えておいて、かかりつけの病院にもホテルの空きを確認しておくとよいでしょう。動物病院はペットに異常があってもすぐに処置が施せますのでそういう点では一番安心です。費用面でいえば(2)にお願いするよりも割高になる場合が多いようです。

慣れない環境での宿泊というものは、ペットにとってもストレスが生じます。ましてハウストレーニングやクレートトレーニングが出来ていないペットはなおさらだと思います。こういう時のためにも、第三者に預けることを想定した訓練(しつけ)が必要になります。

また宿泊中は緊張してご飯に口をつけない子も多いので、フードは出来るだけ食べ慣れた物を持ち込んだ方が良いと思います。あとは、お気に入りのおもちゃやタオルなどで少しでもペットに安心を与えてストレスを軽減してあげるとよいでしょう。

長期の宿泊でペットの様子が心配であれば、こまめに預け先と連絡を取ることも良いと思います。飼い主として、常にペットの様子を気にしてあげてくださいね。

大型連休でお出かけの方はお気をつけていってらっしゃいませ。ペットを預けられる方、ペットを迎えに行ったらしっかりと愛情を注いて挙げてくださいね。

ペットの法務相談って何だ!あなたの身近に起きるトラブルを解決!

 ペットの法務相談。皆さんは、この言葉をご存知でしょうか。今回のペットにまつわるお話は、岡山で唯一ペットを専門にした法務相談をされている山中一馬さん(行政書士)にお話を伺いました。

 近年のペット人気の上昇とともに、対ペットショップ・ブリーダー・動物病院、個人間の売買、近隣住民との問題などペットに関するトラブルが相次いでいるとおっしゃる山中さん。こういったトラブルが皆さん自身に起きた時あなたなら、どうしますか? 弁護士に相談する、それも良いでしょう。ただその前に気軽に相談できる相手がいたらどうでしょうか、それが今回の法務相談です。

 行政書士は弁護士とは違い依頼者の代理人として相手方と交渉することはできませんが、トラブル回避のアドバイスや書類作成を通して適切な問題解決のサポートができます。そんな山中さんのもとには、日々ペットトラブルの相談が寄せられているそうです。「購入したペットに先天性の病気が発覚」「インターネットと見た目が違う」「リードが長すぎて道の角から飛び出した犬に驚いて、お年寄りが転倒した」など法務の立場から適切なアドバイスをしてくる頼れる存在、それが法務相談なのです。

山中一馬どうぶつ法務事務所

行政書士/愛玩動物飼養管理士/
動物法務協議会会員

山中一馬どうぶつ法務事務所

岡山市平福2-3-11

ペットトラブル相談・解決、ペットビジネス相談・サポート、各種契約書の作成、セミナーの講師や執筆活動など仕事は多岐にわたる。普段は、倉敷市笹沖にあるドッグハウス「ボーモンド」の店長としても活動中。

ご相談は、HPかメールアドレスへ
HP:http://www.office-kazu.com
(リニューアル中)
E-mail:animal-support@office-kazu.com


記事一覧