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第43回目

犬の妊娠と出産(1)「出産の心得 (前編)」-2012.2.10更新-

先月までのシリーズでは・愛犬の長生き(病気リスクの軽減)・望まない妊娠、出産などの対策として「メスの避妊とオスの去勢」についてお話しいたしました。 今回は「一度は出産を経験させたい」「愛犬の子が欲しい」という方もおられると思いますので「犬の妊娠と出産」についてをシリーズでお伝えしたいと思います。
一般の飼い主様から良く出産のことで相談を受けるのですが、正直出産についての覚悟といいますか心得といいますか、そのような心構えがいまいち弱い方が多いように思います。ですので、何回かに分けて「出産の心得」をアドバイスできたらと思います。
内容は出産を経験するメスについてが主なものになります。

【心得1】メスの発情について
発情(いわゆる生理)が来るのは、生後でいえば7〜9ヵ月の間に初回が、その後は半年に一度のペースでやってきます。(ただしバセンジーなどの一部の犬種は1年に一度のものもあります)
発情の期間はおよそ2週間。また細かく分ければ発情は3段階に分けられ、
<発情前期>陰部が腫れて出血が始まる
<発情期>血液の色が薄くなり、オスを受け入れる時期
<発情休止期>陰部の腫れが引き、オスを受け入れられなくなる時期
となります。
オスと交配させるに一番ベストとされる時期は発情開始日から10〜13日目あたりですが、個体差がありますので陰部の状態や血液の濃さを頼りに交配予定日を決定するとよいでしょう。
またオスはメスの発情に反応しやすいですが、特に交配が初めてなメスは嫌がったり場合によってはオスを攻撃したりします。
オスとの交配を受け入れる状態のメスは、
・背後にオスが寄ってきても嫌がらない
・オスがメスに乗れば自分のシッポを横に交わす
などの受け入れ態勢に入ります。自然交配(いわゆるお見合い)はこういう状態で成功していきます。
可能であれば、最初の交配日から中1日程度空けて再度交配をすることで受胎確率は大幅に上がるとされています。

次回も心得を続けていきます。

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山中一馬どうぶつ法務事務所

行政書士/愛玩動物飼養管理士/
動物法務協議会会員

山中一馬どうぶつ法務事務所

岡山市平福2-3-11

ペットトラブル相談・解決、ペットビジネス相談・サポート、各種契約書の作成、セミナーの講師や執筆活動など仕事は多岐にわたる。普段は、倉敷市笹沖にあるドッグハウス「ボーモンド」の店長としても活動中。

ご相談は、HPかメールアドレスへ
HP:http://www.office-kazu.com
(リニューアル中)
E-mail:animal-support@office-kazu.com


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