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第88回目

高齢ペットの飼養管理⑥-2016.1.8更新-

 「最近は年だからか〇〇なんだよなぁ…」と、年齢が原因だと思っていた変化が、実は加齢とともに進行している病気のサインであることも。ちょっとした変化が大事に至らないように、自分で勝手に判断せず、まずは獣医師に相談してみましょう。
〈年齢のせいにしていませんか?〉
●腹が出てきた(腹部が膨れる)
・副腎皮質機能亢進症 ・子宮蓄膿症(メス) ・心臓病 など
→腹水が溜まっている可能性。
●徐々に体重が減ってきた
・腎不全 ・心不全 ・糖尿病
・肝臓疾患 など
●歩き方がヨボヨボしている
・変形性脊椎症 ・変形性関節炎
・椎間板ヘルニア など
→骨、関節、神経が影響している可能性
●毛艶が悪い、薄毛になった
・副腎皮質機能亢進症
・甲状腺機能亢進症(猫)
・甲状腺機能低下症(犬) など
→シミ、フケ、皮膚の黒ずみなどが出ることも
●焦点が合わない、壁にぶつかる、溝に落ちる
・白内障
・緑内障
→完全に視力を失わなくても、もともと視力が低い犬猫は早期でこのような症状が見られます。
●急に食欲が沸いてきた
・甲状腺機能亢進症 など
→甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると、急に食欲が沸きます。
●頻尿になった
・尿石症
・膀胱炎
・前立腺肥大(オス) など
→排尿しそうでしない、量が少なく回数が増えたら要注意。
●しんどそうな咳をする
・心臓病 など
→人と違い「コンコン」「ゴホゴホ」という咳ではなく、「ゼーゼー」「カハッ」という何か吐きそうな感じなのが犬の咳。マルチーズやキャパリアなど、もともと心臓疾患になり易い種類は特に注意。
 症状として代表的な疾患を挙げてみました。これらに限定されることではないので、とにかく異常のサインが出たら動物病院へ! これが「長生きの秘訣」です。


ペットの法務相談って何だ!あなたの身近に起きるトラブルを解決!

 ペットの法務相談。皆さんは、この言葉をご存知でしょうか。今回のペットにまつわるお話は、岡山で唯一ペットを専門にした法務相談をされている山中一馬さん(行政書士)にお話を伺いました。

 近年のペット人気の上昇とともに、対ペットショップ・ブリーダー・動物病院、個人間の売買、近隣住民との問題などペットに関するトラブルが相次いでいるとおっしゃる山中さん。こういったトラブルが皆さん自身に起きた時あなたなら、どうしますか? 弁護士に相談する、それも良いでしょう。ただその前に気軽に相談できる相手がいたらどうでしょうか、それが今回の法務相談です。

 行政書士は弁護士とは違い依頼者の代理人として相手方と交渉することはできませんが、トラブル回避のアドバイスや書類作成を通して適切な問題解決のサポートができます。そんな山中さんのもとには、日々ペットトラブルの相談が寄せられているそうです。「購入したペットに先天性の病気が発覚」「インターネットと見た目が違う」「リードが長すぎて道の角から飛び出した犬に驚いて、お年寄りが転倒した」など法務の立場から適切なアドバイスをしてくる頼れる存在、それが法務相談なのです。

山中一馬どうぶつ法務事務所

行政書士/愛玩動物飼養管理士/
動物法務協議会会員

山中一馬どうぶつ法務事務所

岡山市平福2-3-11

ペットトラブル相談・解決、ペットビジネス相談・サポート、各種契約書の作成、セミナーの講師や執筆活動など仕事は多岐にわたる。普段は、倉敷市笹沖にあるドッグハウス「ボーモンド」の店長としても活動中。

ご相談は、HPかメールアドレスへ
HP:http://www.office-kazu.com
(リニューアル中)
E-mail:animal-support@office-kazu.com


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