正しいお散歩シリーズその1 愛犬にピッタリの首輪を選ぼう!-2009.2.5更新-
えっ?ウチは何もつけずに散歩してるって?そりゃとんでもないことですよっ!
いわゆる「ノーリード」はペット事故のもとですし、飼い主としての最低限のマナーです。「ウチの子はリードなんかいらない。おりこうさんだから」とおっしゃる方がおられたら、すぐにおやめになって、これからご説明する「首輪」か「ハーネス」を装着し、リードで繋いで愛犬をいつでも制動できる状態で散歩するようにしてくださいね。
また「ウチの子は首輪がいいのか、ハーネスがいいのかよくわからない」と思われている飼い主さんは必見です!では、選び方やメリットなどを踏まえてご説明いたします。
<首輪> A.首輪の必要性 外を歩いていて迷子のワンコを発見した時に真っ先に見るのが首輪の有無ではないでしょうか?「首輪がついているから飼い犬が逃げたのかな」と推測ができます。最近では、首輪に迷子札を付けている飼い主も増えてきています。このように首輪には散歩をするときにリードをつける道具というものだけでなく、迷子になったときに飼い主を見つけ出す手がかりになる重要な役割があります。
それだけではありません。愛犬が、飼い主の予想に反した行動をした時、首輪がしてあればとっさに掴むことができ、愛犬の動きを止めることができます。いやぁ、首輪って何かと便利なものですねぇ。
首輪はいつもつけておくべきものですから、選ぶときにはデザインだけでなく機能性も重視しましょう。
B.首輪の選び方 (1)種類 首輪には大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの長所と短所を踏まえて愛犬に合うタイプを決定しましょう。
ベルトタイプ (長所)外れにくく丈夫。レザー素材も多いのがこのタイプ。
(短所)取り付けに多少時間がかかる。慣れが必要。金具が多いため、重いものが多い。
(アドバイス)首元を触られるのが苦手なワンコには不向きかも。また、装着時にじっとしていないワンコも装着しにくいタイプです。しかし丈夫さは抜群です!
バックルタイプ (長所)調節が簡単。装着も簡単。最近はこのタイプが主流になっています。
(短所)留め具部分がプラスチックの場合が多く、噛んでボロボロにする子も・・・。
(アドバイス)装着が簡単なのはいいことですが、装着時に毛やお肉を挟みやすいので注意が必要です。全般的に軽いものが多いので、特に小型犬にはお勧めです。
ハーフチョークタイプ (長所)愛犬が予想外の動きをしても、首輪がすっぽ抜けることが少ない
(短所)つけっぱなしができない。チェーン部分が金属なので比較的重い。
(アドバイス)大型犬で使用されるケースが多いタイプ。ただし、散歩以外のときには使用できないので、別のタイプの首輪が必要。チェーンの部分で毛を切ることもあるので、長毛種には不向き。最近ではチェーンを使わないナイロンやポリエステル素材で軽いものもあります。
(2)素材 革・合成皮革 (長所)とにかく丈夫。長持ちしやすい。高級感がある。
(短所)比較的重い。水に弱い。馴染むまで硬い。最近では種類が少なくなってきている。
(アドバイス)中型、大型犬の飼い主さんに好まれる素材。やっぱり外で飼っていても耐久性があるので丈夫なものが良いようですね。
綿 (長所)とにかく柔らかい。サイズを合わせやすい。軽いタイプが多い。洗濯できる。
(短所)耐久性がいまいち。汚れやすい。
(アドバイス)次に挙げるナイロン・ポリエステルに次いで人気が高い。ナイロンやポリエステル素材が合わない子にはお勧め。
ナイロン、ポリエステル (長所)柔らかく、なじみやすい。とても軽い。デザインも豊富。
(短所)耐久性がいまいち。綿ほどではないが汚れやすい。バックルタイプがほとんどなので、バックル部分が破損すると使用できなくなる。
(アドバイス)軽くて豊富なデザインが展開されている素材なので小型犬の飼い主から支持されている素材です。ただ、外したときにおもちゃにされないように注意が必要ですね。
(3)サイズ 「ウチの子はどのサイズが最適なの?」とショップでもよく聞かれます。
最適なサイズとは、首の一番細いところ、つまり耳のすぐ後のサイズを測ればベストサイズを選択できます。大きすぎるとすっぽ抜けますし、小さすぎると苦しいし、成長によってはサイズで買い替えが必要になります。
「細いものと太いもの。どちらがいいかしら」これまたよくある質問です。
小型犬は幅が1cmから1,5cmのものが最適です。大きい子が細いものを装着すると、首に首輪が食い込んでしんどくなります。幅も慎重に選んでくださいね。
次回は「ハーネスの選び方」をご紹介しますね。