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第98回目

ペットの食事を見直そう①~トッピングはなぜ必要?~-2016.12.9更新-

今回から「ペットの食事」について連載をします。ちまたでは猫人気が続いているようですが、まだまだ根強い人気の犬の食事について書かせていただきます。犬を飼われている方、飼われていた方に質問します。
愛犬の食事はどのようなものを与えられていますか?(いましたか?)
という質問をすると、全国的な統計で90%近くが「ドッグフード」と回答。特に「ドライタイプ」のフードは、1970年代に大手メーカーが国内でも販売を開始し、革命的な大人気商品となり、ペットショップだけでなく、新聞や牛乳配達店も取り扱いをしていたそうです。それだけドライフードは栄養バランスも良く、保存が可能で便利なアイテム。それ以降、犬の食生活も変化し、寿命も延びていきました。
現在では総合栄養食(バランスの良い栄養が補給できる基準を満たすもの)だけで1000種類を超えるまでになっています。そしてほとんどの飼い主が主食として与えているのはドライフードのみと回答する方がほとんどであり、まだまだ既製品に頼りっぱなしなのが現状です。間違ってもドライフードを否定しているのはありませんのでご理解ください。便利なドライフードですが足りないものがあるため、それを補うためにドライフードに食材をトッピングする食事を推奨しています。ドライフードに足りないもの、それは「水分」「解毒力」「酵素」の3要素です。

足りないもの ①水分

多くのドライフードは保存を考え、製造時に熱を加えたり圧縮したりして水分を飛ばします。ドライフードの水分含有量は10%以下と定義されています。そのため、食後に十分な水を摂取しなければ水分不足に陥ります。その結果、食事後の消化や吸収に体液が使われ、血液の循環がスムーズに行われなくなり、老廃物(毒素)が溜まり、排泄力も弱まります。水分は体温調整など生命維持のためには不可欠! 愛犬が一日に摂取すべき水分量の目安は上の【A】の式で計算できます。これを目安に、ペットボトルに印をつけるなどして、毎日きちん給水出来ているかどうかを確認してください。

足りないもの ②解毒力

生きている以上、体内には毒素が溜まります。それを体外へ排出する力の事を解毒(デトックス)力といいます。毒素が体内に残っていて良い事にはなりません。臓器で言えば腎臓や肝臓が解毒をつかさどっています。ドライフードに依存しすぎると、この毒素が溜まりやすくなり、結果的に口臭や体臭、白い犬に目立つ流涙症(涙やけ)の原因に。動物病院で歯石や歯垢を取り除いてもらったのに、数か月でまた口臭が気になったという経験をされた方、おられませんか?そもそも体内環境がそうなりやすくさせているので、解毒力を高めて体内環境を変えなければ、根本的な解決にはなりません。

足りないもの ③酵素

万能な栄養食であるドライフードの多くは、熱を加えることで、そもそもの食材が持っている栄養素が壊されてしまうというリスクがあります。その代表例がこの「酵素」です。酵素は熱に大変弱く、50~60℃で変性しやすくなります。よって、ドライフードのほとんどにはこの酵素が残されていません。そもそも酵素は体内での消化活動、新陳代謝、運動や思考などの生命活動を行う際に欠かせないもの。5大栄養素の「ビタミン」「ミネラル」の一部が「補酵素」と言われるように、酵素が体内に無ければ補酵素も上手く活動できません。よってどんなに栄養価が高いフードであっても、同時に酵素も摂取しなければ効率の良い食事とは言えないのです。だからそれを補うために「食材のトッピング」を推奨しているのです。


ペットの法務相談って何だ!あなたの身近に起きるトラブルを解決!

 ペットの法務相談。皆さんは、この言葉をご存知でしょうか。今回のペットにまつわるお話は、岡山で唯一ペットを専門にした法務相談をされている山中一馬さん(行政書士)にお話を伺いました。

 近年のペット人気の上昇とともに、対ペットショップ・ブリーダー・動物病院、個人間の売買、近隣住民との問題などペットに関するトラブルが相次いでいるとおっしゃる山中さん。こういったトラブルが皆さん自身に起きた時あなたなら、どうしますか? 弁護士に相談する、それも良いでしょう。ただその前に気軽に相談できる相手がいたらどうでしょうか、それが今回の法務相談です。

 行政書士は弁護士とは違い依頼者の代理人として相手方と交渉することはできませんが、トラブル回避のアドバイスや書類作成を通して適切な問題解決のサポートができます。そんな山中さんのもとには、日々ペットトラブルの相談が寄せられているそうです。「購入したペットに先天性の病気が発覚」「インターネットと見た目が違う」「リードが長すぎて道の角から飛び出した犬に驚いて、お年寄りが転倒した」など法務の立場から適切なアドバイスをしてくる頼れる存在、それが法務相談なのです。

山中一馬どうぶつ法務事務所

行政書士/愛玩動物飼養管理士/
動物法務協議会会員

山中一馬どうぶつ法務事務所

岡山市平福2-3-11

ペットトラブル相談・解決、ペットビジネス相談・サポート、各種契約書の作成、セミナーの講師や執筆活動など仕事は多岐にわたる。普段は、倉敷市笹沖にあるドッグハウス「ボーモンド」の店長としても活動中。

ご相談は、HPかメールアドレスへ
HP:http://www.office-kazu.com
(リニューアル中)
E-mail:animal-support@office-kazu.com


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