飼い主ができること【成長期(3)】「おやつについて」-2010.1.8更新-
「しつけが出来たときにおやつのご褒美をあげたい」「言うことを聞かないのでおやつで気を引きたい」など、生後半年にもなればそろそろおやつデビューの時期ですよね。
おやつはあげなければならないものではありませんが、有効に使えば飼養も楽になります。
今回はおやつについて知っていて頂きたいことをお話します。
●おやつは生後半年以降から与える
おやつの表示にはよく記載されている内容。子犬の時期、特に生後半年まではバランスの良い食事を摂らなければなりません。また、消化吸収を考えた量や回数でなければなりません。これらの内容からおやつは生後半年以降とされています。早い時期におやつ(=美味しいもの)を知ってしまうと、食事のバランスを崩すことになりますので止めましょう。
●おやつデビューはどんなものから?
おやつと言っても市販されているものは数知れず…。どんなものをあげたらいいのでしょうね。当店でも皆さん目を光らせているのが「国産」表示があるかどうか。食の安全性から確かめられているようです。あと、おやつの種類で言えば、最初は「薄味で小粒なもの」を推奨します。たとえは「ボーロ」とか「ビスケット」などでしょうか。共にプレーンのようなシンプルな味にしておきましょう。
●おやつはどんな時にあげる?
間違っても食事の代わりにしてはいけません。あくまでもしつけができた時などの「ご褒美」として用います。ご褒美はおやつだけではなく飼い主の愛情(褒めたり撫でたり)もセットで与えることをお忘れなく!また、犬の気を引くのにも有効です。手の中に隠して匂いで気を引きます。飼い主の言う通りにできたらご褒美でそのおやつをあげます。散歩中に人や動物に向かって吠える癖のある犬などに有効です。
●どのくらいあげたらよい?
それぞれ規定量の表示があると思いますが、それより少ないくらいで良いです。あくまでもドッグフードが食事のメインで、おやつはご褒美の一つ。おやつでおなかを満たすような量はNGですよ。
次回は、飼い主ができること【成長期(4)】「しつけについて」を予定しています。