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第85回目

高齢ペットの飼養管理③-2015.10.9更新-

 ペットの健康を維持するためには、動物病院での定期的な健康診断や混合ワクチンの接種などによる「予防」が重要になります。
 生後2~3年までの間は、疾患よりも予期せぬ事故からの骨折や外傷などの「ケガ」が多い時期ですが、7歳くらいの高齢期入口からは食生活や運動不足などの生活習慣が起因する「病気」が現れやすくなる節目の時期です。

  毎年1回以上(大型犬は半年に1回)の健康診断を受けることをお勧めしますが、若いころは「まだ大丈夫だろう」という考えから受ける方が少ないようです。確かに我々も働き盛りで病気が気になる年齢(40歳頃)になると自発的に人間ドッグに行くなど健康管理を意識すると思います。
同様に、犬猫についても7歳頃の健康体の頃から少し早めに健康診断を受けることで、若いときのデータと比較して加齢に伴う疾患の早期発見にもなります。

 健康診断の一般検査内容は、「触診」「問診」「検尿・検便」「血液検査」「レントゲン」「超音波」など。高齢になれば心臓や甲状腺などにも疾患が出やすいので、検査項目を追加することをお勧めします。

 小型・中型犬は1年で4歳、大型犬は1年で7歳年を取るとされています。若年期の1年と高齢期の1年は、同じ年齢経過であっても老化による疾患リスクが異なり、もちろん高齢期のリスクは高まります。人でも30代の4歳より、60代の4歳の方がリスク高いですよね。
 人が毎年健康診断を受けているなら、犬の場合は4年もしくは7年に一度の受診という事に。
 それを考えれば少なくても毎年1回以上の健診を受けなきゃと思っていただけたと思います。遅くても小型・中型犬は10歳から、大型犬は8歳からは開始しましょう。
 病院によって費用に差はありますが、
簡易検査であれば1~2万円から。早期発見が早期治療に繋がればペットはもちろんのこと、飼い主の心労も最小限に抑えることが出来ますね。


ペットの法務相談って何だ!あなたの身近に起きるトラブルを解決!

 ペットの法務相談。皆さんは、この言葉をご存知でしょうか。今回のペットにまつわるお話は、岡山で唯一ペットを専門にした法務相談をされている山中一馬さん(行政書士)にお話を伺いました。

 近年のペット人気の上昇とともに、対ペットショップ・ブリーダー・動物病院、個人間の売買、近隣住民との問題などペットに関するトラブルが相次いでいるとおっしゃる山中さん。こういったトラブルが皆さん自身に起きた時あなたなら、どうしますか? 弁護士に相談する、それも良いでしょう。ただその前に気軽に相談できる相手がいたらどうでしょうか、それが今回の法務相談です。

 行政書士は弁護士とは違い依頼者の代理人として相手方と交渉することはできませんが、トラブル回避のアドバイスや書類作成を通して適切な問題解決のサポートができます。そんな山中さんのもとには、日々ペットトラブルの相談が寄せられているそうです。「購入したペットに先天性の病気が発覚」「インターネットと見た目が違う」「リードが長すぎて道の角から飛び出した犬に驚いて、お年寄りが転倒した」など法務の立場から適切なアドバイスをしてくる頼れる存在、それが法務相談なのです。

山中一馬どうぶつ法務事務所

行政書士/愛玩動物飼養管理士/
動物法務協議会会員

山中一馬どうぶつ法務事務所

岡山市平福2-3-11

ペットトラブル相談・解決、ペットビジネス相談・サポート、各種契約書の作成、セミナーの講師や執筆活動など仕事は多岐にわたる。普段は、倉敷市笹沖にあるドッグハウス「ボーモンド」の店長としても活動中。

ご相談は、HPかメールアドレスへ
HP:http://www.office-kazu.com
(リニューアル中)
E-mail:animal-support@office-kazu.com


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