高齢ペットの飼養管理①-2015.8.11更新-
思い起こせば、2000年前後からは胴長短足で愛くるしい姿のダックスフンドが、2005年あたりからは最も小型の犬種であり、CMでウルウルした瞳で印象を与えたチワワが、そして2008年以降はテディベアカ ットが大人気になり、メディアへの露出も増えたプードルが、いわゆるここ数年の「小型(室内)犬ブーム」の火付け役となりました。ブームというものの良し悪しは置いておいて、家族同然のポジションで人々に幸せをもたらしてくれているペット(ここでは犬)ですが、「少しでも長く一緒に居たい」という飼養者の願いを叶えるようにペットも長寿化しています。無添加・防腐剤不使用などの自然食を代表にフード品質の向上や獣医療の進歩が「ペットの長生き」を後押ししています。
先ほど述べた年代に飼い始めた場合、ダックスなら10~15歳に、チワワなら10歳頃、プードルでも7歳以上とブームに火をつけた子たちもなかなかの高齢になっているのが現状。
「うちの子何歳かな?」と思った時、実はこれに近い年齢ではありませんか?
「一般社団法人ペットフード協会」発表のデータによると、現在、犬の平均寿命はこれらの小型犬で14~15歳(1980年頃の犬の平均寿命はなんと3~4歳!)で、高齢期とされる7歳以上の犬の割合はなんと54%以上と、日本の犬の約半分が高齢期に入っている事になります。その中でも13歳以上の犬は全体の15%であるため人もペットも「高齢化社会」に突入したと考えられます。
ちなみに今の時代で7歳から高齢期と言ってしまうと早すぎかもしれません。現に7歳だとまだまだ若々しく、老いは感じられません。やはり10歳を過ぎたころから少しずつ毛艶が無くなったり、目が白くなったり、動きがゆっくりになったりと見た目で老いがわかります。
「最期までその子らしい生き方を」を目指し、多くの動物業界で終生飼養のケアが行なわれています。その中でも動物病院では、早期発見・早期治療、日常的なケアである「予防」に力を入れて、介護ではなく「介護予防」を飼養者へ意識させる取り組みが増えてきています。飼養者もペットも負担はなるべく軽いに越したことはありませんよね。高齢ペットの内容は、シリーズでお伝えします。