ペット産業は1兆4千億円規模!③-2015.2.13更新-
「ペット産業はまだまだ成長を続けている産業です」の話を続けております。 今回は「日本における犬猫の飼養登録数」についてです。
今現在、日本でどのくらいの犬と猫がペットとして飼われているかみなさんご存知でしょうか?
ダックス、チワワ、トイプードルなどの小型室内犬がブームを牽引し、国内における室内犬飼養数が2011年データでは1200万頭に迫り、具体的に言えば最新2013年データで犬は1087万頭程度が飼われているそうです。
減少に転じた原因として、ブームを牽引してきた3犬種が平均寿命の時期を迎え、「もう一度犬を飼いたい」という再飼養者が減少していると考えられています。この要因として、消費増税や景気回復の遅れなど経済事情の理由が大きいですが、
「十何年犬を飼ってきたけど、思ったより世話が大変だった」
という理由から、すぐにまた次…とはなかなかいかないようです。
「犬は可愛いし飼いたいんだ『けど』なぁ…」と様々な理由で躊躇っている方が多いのも実情です。
しかしながら、可愛いからとかブームだからとかで安易に飼養しようとする飼い主が一昔よりは少なくなったのかなと思います。
では、猫に関してはどのような推移をしてきたのでしょうか? 実は猫に関しては直近の4年間のデータを見てみると、960~980万頭で推移し続けています。猫はブームによる大きな飼養頭数の変動は見られず、根強い猫ファンに支えられているのが現状です。
猫を飼う時は犬のようにペットショップで…というよりも「捨てられていたから」とか「保護猫を譲ってもらった」とかのように行き場を失った猫たちの保護者になるケースが多いようです。
望まれない命の誕生を防ぐためにボランティアで活動される方もおられますが、そのような猫を善意で飼養受任くださる飼い主がおられることは救いです。
この続きはまた次回にお話しします。次回は「ペットは家族…というより我が子同然に!?」をテーマにお話します。