ペット産業は1兆4千億円規模!①-2014.12.12更新-
飼い方や食事管理などペットの「飼養」についての内容が多いコラムですが、今回はちょっと違った目線でペットの業界を分析したいと思います。
タイトルにもありますが、今やペット業界は2013年度までで1兆4千億円規模の産業。2006年頃に「1兆円産業!」と各経済誌を賑わせたペット業界は、約7年で4千億円の売り上げを伸ばす「成長産業」と言えます。しかもこの勢いは衰え知らず…。
1兆円?1兆4千億円? 私もそうですが、そういわれてもなかなかイメージが沸きにくい非現実的な数字…。例えばですが、yahoo!やgoogle等のインターネット産業は2兆円。国内のアニメ産業は1.5兆円と言われています。…と言ってもまだイメージが…。
スーパーやコンビニにズラッと並べられている「菓子」の産業で1.4兆円ですから、ペット産業はほぼそれと同等になったということですねっ!(汗)
ちなみに大手コーヒーショップでブームになったカフェ産業は2500億円ですから、ペット産業はすごい経済影響力がある分野であるとわかった気がしますよね?
ペット産業は大きく分けて5つに分類されます。
①フード(メインフードやおやつなど)
②用品(首輪やリード、トイレ用品のような消耗品など)
③生体(ペット購入に関する売上)
④関連サービス(トリミング、ペットホテル、訓練など)
⑤動物病院(診療、治療、薬代など)
「不景気だ」と言われながらも、自身が飼養しているペットに対する愛情のかけ方は過剰とは言わないまでも、数年前と比較してみても1匹あたりにかける平均金額は上がっています。
事実、犬1匹にかける年間の平均費用は13万円と言われていて、月平均で1万円を超えなかった数年前より、飼い主は何かしらの費用をそこに費やしているというデータが出ています。
中でも今後も成長が見込める分野は①、④、⑤だと言われています(②、③の分野については良い意味で横ばいの傾向)。これらの分野がなぜペット産業を成長させているかを次回分析したいと思います。