夏の食べ物 与えて大丈夫?-2014.8.8更新-
太陽をたくさん浴びて育った夏野菜、
みずみずしくて糖度の高い果物…
旬の食べ物ってやっぱり美味しいですよねぇ~。
家族が食卓を囲んで団欒としているとき、
足元で「ちょうだ~い♪」と言わんばかりの眼差しで見つめられると…
ついつい机の下でこっそりとあげたくなりますよね~。
食べ物の種類や量さえ間違えなければ問題ないのですが、
それを間違えると愛犬のためにも良くありません。
今回は「今が旬」の食べ物の給餌について考えてみましょう。
【くだもの編】
まず「種」は取り除いて与えましょう。
夏といえば、
○ 「スイカ」「ナシ」…水分が多く、利尿作用があり。取り過ぎは体を冷やす。
○ 「夏ミカン」…酸味が苦手な犬も多い。与えても問題はない。
△ 「メロン」…食物繊維が豊富なので下痢をする子も。
△ 「桃」…糖分も多いが水分補給に効果的。種の誤食には注意!
× 「ぶどう」…急性腎不全になることも。特に皮には注意!
※ぶどう(レーズン)は与えないようにしましょう。
【野菜編】
○ 「トマト」…ビタミン豊富!主成分のリコピンは抗酸化作用で若返りが期待できる。
○ 「きゅうり」…ほとんどが水分。冷やせばおやつにも最適。
△ 「かぼちゃ」…食物繊維が豊富なので量を間違えたら下痢をする子も。
△ 「とうもろこし」…粒のままだと未消化のまま排出。つぶした状態で給餌を。
【デザート編】
基本的にどれもカロリーが高めなので、与える場合はほんの少しにしましょう。
△ 「かき氷」…シロップがかかっていない部分なら食べ過ぎなければ良いでしょう。
△ 「ゼリー」…ゼラチンは動物性のコラーゲン。アレルギーがなければ大丈夫。
△ 「寒天」…植物性(海藻)が主原料なので安全。ただのどに詰まらせやすいので注意。
△ 「アイス」…シンプルなバニラなら良いでしょう。肥満一直線になる場合も…。
【ドリンク】
○ 「スポーツドリンク」…水で10倍以上に薄めたものは効果的。続けると糖質過多。
△ 「牛乳」…脂肪が多いので薄めること。合わない子は合わないので様子を見て。
× 「炭酸飲料」…今流行の炭酸水(糖質ゼロ)も与えない方が無難。
基本的に人が手を加えた「料理」は人向けに作られていますから与えない方が無難。
どの程度なら与えてもいいかは一概に何とも言えませんが、
体重の0.5%(5kgの犬なら20~30gまで)を目安にしてください。
体重50kgの人がきゅうりを1本摂取するのと、体重5kgの犬がきゅうりを10分の1本摂取するのは
考え方としては同じ摂取量となりますから、犬がきゅうりを1本まるまる食べたなら、人が10本食べたのと同じということに。きゅうり10本はなかなか食べられませんよねぇ…。