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第69回目

夏の熱中症にご用心!-2014.6.13更新-

 日中の気温が30度を超える日があり、人もペットも熱中症に気を付けなければならない時期となりました。熱中症って急に体温が上昇し、体温コントロールが上手くいかなくなると症状として現れるものですが、人より体温コントロールが苦手な犬は、特に熱中症に注意してもし過ぎることは無いんです!
 「暑いときに注意すればいいんでしょ?」
って思っておられる方が多いと思いますが、先日も獣医師との話の中で、実は6月のこの頃から熱中症の疑いで来院する犬が急増するそうです。しかも梅雨時で比較的まだ過ごしやすい気温の頃に…。何が原因か。それは「湿度」なんです。
 人は暑いと汗をかきますが、汗腺の少ない犬は体温コントロールのほとんどを呼吸に頼っています。暑いと舌を出し、しきりにハァハァすることで体温を下げようとします。ところが湿度が高く蒸し暑い日はそのコントロールが思うほど上手くいかず、体温調節の苦手な犬種(短頭種:鼻がペチャっとした犬)は熱中症の症状が現れることもあります。それがこの季節。要するに飼い主も人の感覚で判断してしまうので「油断」しやすい時期なのです!

 ちなみに熱中症の初期症状とは、
・必要以上に呼吸が荒い
・触っただけで体が熱いとわかる
・よだれの量が多い
というもの。
 初期の症状で異常に気が付いた場合はまずは応急処置を。
①涼しい場所へ移動
②可能な方法で体温を下げる
(わきに濡れタオルや保冷剤を挟む・体に濡れタオルをかけて風を当てて冷やすなど)※この時急激に体温を下げると心臓に負担がかかるため注意!
③呼吸の乱れが落ち着いたら様子を見ながら水分補給
(スポーツドリンクをかなり薄めて与えることは効果的です!)

 この流れだと1時間もあれば落ち着きを取り戻せるはずです。状況が思ったほど変わらない場合はかかりつけの獣医師に連絡をし指示を仰いでください。
人と生態の異なるペットたちですから、早め早めで熱中症対策を講じましょう!

ペットの法務相談って何だ!あなたの身近に起きるトラブルを解決!

 ペットの法務相談。皆さんは、この言葉をご存知でしょうか。今回のペットにまつわるお話は、岡山で唯一ペットを専門にした法務相談をされている山中一馬さん(行政書士)にお話を伺いました。

 近年のペット人気の上昇とともに、対ペットショップ・ブリーダー・動物病院、個人間の売買、近隣住民との問題などペットに関するトラブルが相次いでいるとおっしゃる山中さん。こういったトラブルが皆さん自身に起きた時あなたなら、どうしますか? 弁護士に相談する、それも良いでしょう。ただその前に気軽に相談できる相手がいたらどうでしょうか、それが今回の法務相談です。

 行政書士は弁護士とは違い依頼者の代理人として相手方と交渉することはできませんが、トラブル回避のアドバイスや書類作成を通して適切な問題解決のサポートができます。そんな山中さんのもとには、日々ペットトラブルの相談が寄せられているそうです。「購入したペットに先天性の病気が発覚」「インターネットと見た目が違う」「リードが長すぎて道の角から飛び出した犬に驚いて、お年寄りが転倒した」など法務の立場から適切なアドバイスをしてくる頼れる存在、それが法務相談なのです。

山中一馬どうぶつ法務事務所

行政書士/愛玩動物飼養管理士/
動物法務協議会会員

山中一馬どうぶつ法務事務所

岡山市平福2-3-11

ペットトラブル相談・解決、ペットビジネス相談・サポート、各種契約書の作成、セミナーの講師や執筆活動など仕事は多岐にわたる。普段は、倉敷市笹沖にあるドッグハウス「ボーモンド」の店長としても活動中。

ご相談は、HPかメールアドレスへ
HP:http://www.office-kazu.com
(リニューアル中)
E-mail:animal-support@office-kazu.com


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