梅雨時期はヒトも憂鬱になりやすいですが、ペットだってそうです。特に散歩好きのワンコからすれば、雨が理由でその楽しみを奪われてしまいかねませんし…。きっと「雨が降っても外に出たいんじゃー！」って叫んでいると思います(笑) 高温多湿になると気にしてあげて頂きたいのが「カビやノミ・ダニ」の被害。ここでは、特にカビが与える影響をご紹介します。 〈足ふきタオル〉 　雨の日の散歩から帰ったら体を拭いたり足を拭いたり…。タオルがビショビショになったら洗いに回すと思いますが、足だけちょっと拭く用の「足ふきタオル」は意外と使い回しされ続けるもの。使っては放置の繰り返しから、実は雑菌の繁殖場になっています。 　そんなタオルで足を拭いた時には、水分は拭えても結局見えない雑菌やカビを塗りつけていることに。「最近足先や指の間を噛んだり舐めたりするなぁ」と思ったら、そのタオルが影響している可能性がありますのでこまめに天日干しをするようにしてください。もちろん足裏や指股のケアは当然ですよ？ 〈ケージ内のベッドや敷物〉 　室内飼いの場合はこまめに交換されやすいですが、屋外飼いの場合、結構放置されやすいのがケージ内のベッドや敷物。数か月単位で放置されていることもしばしばではないでしょうか？ 心当たりある方、一度ご確認を！ 触った感じジメッとしてたり、汚れで色が変わっている場合は要注意です。すぐに洗濯＆天日干しして清潔な状態にしてください。場合によっては新調した方がよいでしょう。体を痒がる子はケージ内の不衛生から発生したノミやダニのアレルギーが影響していたり、細菌やカビからきている場合があります。ケージ内の衛生管理はもちろんのこと、皮膚が赤くなっていたりフケが多かったり、掻いて出血しているなどの症状があれば、十分なスキンケアが必要です！ 〈愛用の食器類〉 　フードや水を入れている食器類も実はカビの繁殖場になりやすいんです。一度使った食器を洗わずに使いまわす行為は不衛生。せっかくのおいしいご飯と一緒に細菌やカビも一緒に飲み込んでいます。下痢や嘔吐の原因にもなりますので、毎度の洗浄は欠かせませんね。もし自分がペットの立場だったら…。そう考えたら面倒でも当たり前の行動に移せそうですよね！