犬の「瞳」について-2014.4.11更新-
特に「目は口ほどにものを言う」と言われるように、愛犬の愛くるしい瞳でジーっと見つめられると心を鬼にして決めていた禁止を許してしまったりとか、欲しがっているものを安易にあげてしまったりとか、瞳から繰り出されるビームにやられてしまうという飼い主さんも少なくありません。確かにあんな瞳で見つめられたらついつい…ですよね?
そこで今回は、犬の瞳について一般的に言われていることをお知らせします。
【視力は0.2程】
「おはよ~う♪」といいながら愛犬の顔に近づけてヨシヨシする行為。
実は、近過ぎてピントが合わずぼんやりとぼやけたように見えています。
もちろん遠くても同じ。
これは犬の水晶体が人と比べ厚くてかたいので、遠近の調整が不得意な作りをしているからとされています。
生活に支障はないレベルではありますが、顔を近づけすぎても思っているほど見えていない…ということですね。
【色覚は青色や黄色が主体】
おもちゃやおやつなど、ペット用品やフードにもさまざまなカラーバリエーションがあります。
「女の子だから赤がいいかな」などと言って、飼い主さんの好みを犬の好みに当てはめることがよくあります。
本当に赤が好きなのか? 赤は赤として認識させているのか…など、犬の目がどのような色の識別が出来ているのかはいろいろ説がありますが、よく言われるのは「青や黄色は区別しやすい。それ以外はモノトーンとして認識される」
というもの。
なので、この説からすると、赤と青のボールがあれば、色として認識しているのは青いボールということになります。
よって、女の子だから赤というよりも、犬の色覚を考えたら青のほうが色を認識しやすいんですね。
でも、色の好みはあくまでも飼い主さんの好みの部分が大きいですから、飼い主さんが好きな色を選ぶという楽しみも重要かと思います。
【犬の目は暗闇では…】
人と比べて犬は光を感じる細胞が7~8倍あると言われています。
よって人より暗闇での行動を得意とします。
少しの明かりがあればそれを頼りに周りがぼんやりと見えるということですね。
逆に言えば、就寝時にはなるべく遮光してあげることで目から入ってくる刺激が少なくなるため、落ち着いて体を休めることができます。
なかなか寝付けないワンコのために、遮光をするという工夫は効果的だと思います。
もちろん犬種によって視力が良い悪いがありますが、一般的に言われているのは上記のような内容です。
これを知って愛犬とのライフスタイルをちょっと変えてみるとか、工夫してみるとか出来たら面白いかもしれませんね。