Loading...
ステップハウス トップ注文住宅岡山の注文住宅ペットの法務相談 > 第41回 犬の去勢と避妊(5)「私たち、避妊(メス)をさせました」
第41回目

犬の去勢と避妊(5)「私たち、避妊(メス)をさせました」-2011.12.9更新-

前回に引き続き、実際に避妊(メス)をさせた飼い主さんの意見を参考にしてみましょう。
【ケース1】前に飼っていた犬を乳がんで亡くしたので早期に決断!
初回の発情(生後7カ月頃〜)前に避妊手術をすることによって、高確率で乳腺腫瘍の予防になります。初回の発情以後でも予防にはなりますが、徐々に予防効果が薄れていきます。過去の経験から「次に飼い始めたら絶対!」という飼い主さんは多いようですね。
【ケース2】子宮蓄膿症になったため手術をした。
ケース1の場合は成犬(〜生後1年)になる前の予防です。今回のケースは、成犬になってからメス特有の病気になったという場合です。子宮蓄膿症でも重篤な場合は治療のために子宮を取り除くことが多いのが現状。早期発見&手術・治療で長生きさせることも可能です。
【ケース3】出産させる予定がないので避妊しました。
要するにお母さんになる予定がない場合には、子犬の時に避妊をさせることでケース1・2のようなリスクがなくなります。この場合、飼養途中で「やっぱりこの子の子が…」となっても手遅れですのでよく考えて決断してくださいね。
【ケース4】発情時のストレスを少しでも軽減させたくて…。
個体差はありますが、発情時には何かしらのストレスがあります。
発情時の外出や散歩によってイライラしたり興奮したりするワンコもいますので、そういうストレスを軽減させるための避妊も選択肢の一つでしょう。
【ケース5】先住犬がオス。望まない出産を避けるために…。
オスとメスを飼養する場合、オスの去勢の方がリスクが少ないとお伝えしました。今回のように、先にオスを飼っていてメスを招くようになった場合、もちろんオスの去勢も選択肢ですが、オスの方の年齢や性格的なものを考えてメスの避妊を決断される方もおられます。「先住犬(オス)の性格が変わるのがイヤ」という意見の飼い主さんがケース5に該当するようです。
次回は「去勢・避妊をさせません!」という飼い主さんの意見をご紹介します。

ペットの法務相談って何だ!あなたの身近に起きるトラブルを解決!

 ペットの法務相談。皆さんは、この言葉をご存知でしょうか。今回のペットにまつわるお話は、岡山で唯一ペットを専門にした法務相談をされている山中一馬さん(行政書士)にお話を伺いました。

 近年のペット人気の上昇とともに、対ペットショップ・ブリーダー・動物病院、個人間の売買、近隣住民との問題などペットに関するトラブルが相次いでいるとおっしゃる山中さん。こういったトラブルが皆さん自身に起きた時あなたなら、どうしますか? 弁護士に相談する、それも良いでしょう。ただその前に気軽に相談できる相手がいたらどうでしょうか、それが今回の法務相談です。

 行政書士は弁護士とは違い依頼者の代理人として相手方と交渉することはできませんが、トラブル回避のアドバイスや書類作成を通して適切な問題解決のサポートができます。そんな山中さんのもとには、日々ペットトラブルの相談が寄せられているそうです。「購入したペットに先天性の病気が発覚」「インターネットと見た目が違う」「リードが長すぎて道の角から飛び出した犬に驚いて、お年寄りが転倒した」など法務の立場から適切なアドバイスをしてくる頼れる存在、それが法務相談なのです。

山中一馬どうぶつ法務事務所

行政書士/愛玩動物飼養管理士/
動物法務協議会会員

山中一馬どうぶつ法務事務所

岡山市平福2-3-11

ペットトラブル相談・解決、ペットビジネス相談・サポート、各種契約書の作成、セミナーの講師や執筆活動など仕事は多岐にわたる。普段は、倉敷市笹沖にあるドッグハウス「ボーモンド」の店長としても活動中。

ご相談は、HPかメールアドレスへ
HP:http://www.office-kazu.com
(リニューアル中)
E-mail:animal-support@office-kazu.com


記事一覧