犬にもあるの? 花粉症-2011.3.11更新-
「年を開けると花粉症のことが気になって…」と毎年悩まされている方は、早期の予防薬で万全の態勢を取られています。今までなかった方でも今年はもう来てる方も多いのではないでしょうか?目が痒い、鼻水が止まらない、くしゃみ連発…と集中力があったものではない症状が出ますよね。さて、このような同じ症状、つまり花粉症は犬にもあるのかという話をします。
結論から言えば「症状は人とは違う」ということです。くしゃみをしたり、鼻水を出したりと犬も同じような症状は起こします。ただ、花粉の季節になったからといって、その症状が急増するかどうかという点で人と違うのです。一般的に言う花粉症という症状ではなく、犬にとっては「皮膚が痒い」「足回りを舐める」といった人とは違う症状が発症します。いわゆる「花粉によるアレルギー症状」です。花粉がアレルゲン(アレルギーの素)となり、それが反応として表面に出ているのです。「最近急に痒がるようになった」とか「急に皮膚が赤くなった」という変化が見られたワンコは花粉によるアレルギーの発症「かも」しれません。
「かも」とあえて言葉を濁したのは、それだと断定しにくいのがアレルギーなのです。気になった方は、かかりつけの獣医師にその旨を伝え、症状の酷さによってはアレルギー検査も勧められます。
犬は人と違って喋れません。人は痒ければ簡単に痒いところに手が届きますので程度によっては痒みのストレスはありません。しかし、犬にとっての痒みは人が思っている以上にストレスとなっていることを忘れないでいてあげてください。犬は辛抱強い生き物ですので、相当痒みに耐えていることが多いのです。早期発見、早期改善をお勧めします!