犬は寒さに強い!?-2011.1.14更新-
「イ〜ヌは喜び庭駆け回り…」と童謡「雪」に歌われるように、犬は寒さに強いんでしょうか?
「一概にそうとは言えません」と言っておきましょうか…(笑)
歌の中で言う「犬」は、おそらく外で飼われている日本犬と推測できます。
例えば「柴犬」のような日本犬は、被毛がダブルコート(二重被毛)になっていて、オーバーコート(長い毛)とアンダーコート(短い毛)の間に空気を含むことができるため、防寒になります。
そのかわり、気温が高くなるとアンダーコートがあると暑いので、換毛(毛が抜ける)するという訳です。なので、ダブルコートの犬たちは寒さには強いということになりますが、トイプードルなどのシングルコートの犬って実は寒さに弱いんですね。
例えばこのトイプードル。寒そうだからと言って服を着せる方が多いのですが、実はこれ、毛のもつれを促す行為なのであまりお勧めが出来ません。
毛がもつれると、トリミング(毛のカット)するときに、犬もトリマーさんも大変なんです。もちろん犬ももつれを取るのは痛いし、時間もかかりますのでストレスの原因に…。
毛のもつれをそのままにしておくと、衛生的にも良くありません。ですので、服を着せるのは散歩やお出かけのときだけにしておいて、家に帰ったら脱いでおくのがいいのです。
「寒がって震える」のであれば、暖房で室温を24度前後にするか、ペット用のヒーターを用意して防寒対策をしてみてください。
犬の震えは寒さよりも「緊張」からくることが多いようです。ですので、震えは寒さによるものなのか緊張によるものなのかを見極めることも重要でしょうね。
防寒対策は様々です。ワンコにあったものを見つけてくださいね。