飼い主ができること【成長期(6)】「しつけについて・後編」-2010.4.9更新-
犬のしつけは飼い主さんが頭を抱えることの一つです。思うように犬が言うことをきかないと、ついついカッとなってしまい無駄に叱ったり、手をあげたりしていませんか?
人の子もそうですが、褒めて伸ばすことが基本とされています。でも、ちょっと待って!家族の中で褒め方に温度差がありませんか?犬が良いことをした時の褒め方も、家族のひとりひとりがバラバラでは良くありません。褒め方を統一しないと犬にどんな影響があるのでしょうか?
基本的な褒め方としては、顔を優しくなでる程度でOKです。顔でなくても、愛犬が撫でられて喜ぶ場所ならそこでも良いでしょう。
よくありがちな間違った褒め方は、褒めることを通り越して犬の気分が盛り上がりすぎて興奮してしまうものです。これを繰り返し行ってしまうと、飼い主は「たくさん褒めたら犬も喜んでいる」と勘違いをし、犬も「褒められたら興奮したら良い」と思いがちです。
要するに犬を興奮させない程度の褒め方を統一させることが大切です。褒め方といっても「優しく撫でる」「視線を合わせて声で褒める」「おやつを与える」など方法はさまざま。屋外で褒める場合にも照れずにできる方法を家族全員で話し合って決めてくださいね。
【補足】
「しつけは厳しくするもの」という考えをお持ちの飼い主様もおられます。家族の中で、褒める人と厳しく叱る人と居たら統一することは難しくなります。冒頭でもお伝えしましたが、褒めることでしつけることが基本とされていますが、一概にどちらか良いとも言い難いところですので、犬種別専門書などを参考に、全員で統一できる方法を見つけてください。