犬との暮らし(2)キャッシュフローを考える-2009.10.9更新-
キャッシュフローを簡単にいえば「お金の流れ」。
収支のバランスを考えた上でペットを家族に招き入れる。
この考えは非常に重要なことで、後になって
「こんなに費用がかかるとは…」
と思っていただきたくないので、今回はペット(主に犬)込みのキャッシュフローについて考えます。
以前「ペットにかかる年間支出」についてお話をいたしました。
もちろん個体差はありますが、年間で犬は20万から、猫は10万からかかるとされています。これにはペット購入費、初期設備費、特別大きな病気や怪我をした場合の入院治療費は含んでいませんので、ペットの年齢や体調、環境によってはもっと高額になることも考えられます。
私はペットショップ店長として犬の販売もしておりますので、春頃になると「子供が小学校に入学するので、犬を飼うにはいい時期かなと思って…」と言われる親御さんが多いです。
確かにお子様の教育上、タイミングとしては良いと思います。
しかし、10年または15年先のライフプランまではお考えで無い方も多いようです。
この例で言えば、
10年後、お子様は高校入学時期、犬は10歳(シニア期)。
ともに費用がかかる時期です。
あと3年後は、お子様が大学入学、ペットは老いが目立つ13歳に。
ますます高額の出費が予想される時期となります。
こういうお話をさせて頂くと躊躇される方もおられますが、しっかり納得した上でご家族に招いていただきたいものです。
毎月数千円とか、散歩の度に100円とかのようにペット貯金をされている方がいます。またペット保険に加入し、高額になりやすいペット医療費への対策をされている方も増えています。いざという時に慌てないよう「急な出費の対策」をされることをお勧めします。