さほらぼ　by　佐保建設　建築実例詳細　　あたたかな陽光に誘われて 窓辺に人の集う家

　県道沿いの住宅地にあって、ふと目の留まる平屋の家。墨色の外観は渋く落ち着いた表情をもち、遠目にも上質な素材の味わいが伝わってくる。近寄ってみれば、壁は全面杉板のよろい張り。細釘で丁寧に留め付けられた板の重なりが、美しい直線の影をつける。
　室内はのびやかな勾配天井に淡色のシナ材を張った、優しく穏やかな雰囲気。ダイニングの角、東南２面に大きなコーナー窓が開かれ、里山のような風情の庭が窓いっぱいに映る。窓辺にはベンチが造作されており、ぽかぽかと日が当たっていかにも居心地が良さそう。ご夫婦は日頃から友人を家に招くことが多いとのことで、ベンチは大勢でダイニングを囲めるようにと、スタッフから提案されたものだという。
　「佐保建設」に出会ってから、家づくりへの意識が大きく変わったというご夫婦。「こんな家ができるんだと気付いてから、自分たちの中にも『こうしたい』という思いがたくさん出てきて。それを実現できることがとてもうれしかったです」と、満足の表情で語っていた。