株式会社 セントテ　建築実例詳細　　色彩豊かな生活

Mさんご夫婦はダイニングテーブルに座りホッと一息つく時間がお好きだ。目線を窓の外にやれば、ユーカリやオリーブ、季節を表現するアジサイやバラが揺れる庭が広がる。こんな穏やかな時間を過ごせるとは、家づくりを考えている時は想像もできなかったそうだ。「家づくりを考えているとき、セントテの家をインスタグラムで偶然見つけたんです。こんな暮らし方がしたいなと思ったんです」。質感を活かしたシンプルだけどおしゃれな空間に、この家にしかない造作の家具。そこには本当に欲しい家、そしてこの家で暮らす自分たちの姿がリアルに想像できた。また「セントテ」のスタッフとも気が合い、打ち合わせの度に方向性を明確にすることができた。Mさんは家づくりにおいて、広さより効率よく動けること、そして毎日にゆとりを感じさせてくれる風景をつくるために庭にもスペースを使うことに重点を置いた。室内は動線に配慮しつつ、LDKを1つにまとめ、天井は天板で覆わず梁をそのまま見せ、床は基礎であるモルタルを使用することで天井高を高く確保。コンパクトでありながら空間に広がりを作り出すことができた。また1階天井は2階床の構造用合板を天井に現し、2階天井と床はラワン合板で仕上げた。シンプルな中に木の質感や経年変化で色や感触が変わっていく様など、五感で感じる豊かな感性を育む空間となった。さらにMさんのお気に入りはキッチンやドア、ボードなど「セントテ」による造作の数々だ。ラワン合板を使い空間に統一感を生み出している。この家と家族だからできる個性的な建具は、使うほどに愛着が増す。「オリジナルの家具は欲しいけどとても無理だと思っていたんです。でも、セントテさんは手に入りやすい素材で作ってくれるんで、その話を聞いた時はここなら夢が叶うと思いました」。パリのアパルトマンのようなシンプルで個性的な外観と、室内には家族がいつも近くに寄り添う安心感。さらに家を取り囲む木々や草花の心地よさ。Mさんご家族の素敵な笑顔から、この家で暮らす心の豊かさを垣間見ることができた。