kitokito　建築実例詳細　　心地よさのものさしを 何よりも大切にしたい

　「ここで暮らし始めてから、朝ごはんの時間が好きになりました。ダイニングの窓から差し込む光が子どもたちを照らして、思わず写真を撮りたくなるぐらいきれいなんです」。そう笑って話すＡさんは、小さくてもこだわりに満ちたこの家で、お子さまたちとの穏やかな暮らしを楽しんでいます。広いデッキから見渡す山の眺めに愛着を感じ、窓越しの草木や空の移ろいに安らぎを覚える日々。土地の懐かしい景色と空気感が日常に溶け込んで、いつも視線が外へと導かれます。
　Ａさん邸は内と外がつながり合う平屋の間取り。オープンながらも壁や段差で区分けされ、一人だけの心落ち着ける居場所もあちこちに。着かず離れずの距離感、自然、自分たちらしい暮らし。その変わらない心地よさが、かけがえのない毎日をあたたかく包みます。