住建ホーム/有限会社 橋本住建　建築実例詳細　　家族を守る家

Aさんご夫婦が家づくりを考える際に最優先したのは、身体に優しく健康的に暮らせることだった。肌が弱い子どものためにシックハウス症候群になりにくい家を探し、ネットや雑誌などで情報収集していく中で前号の「備後で建てる家」の「橋本住建」に出会う。家も自動で通気するWB工法と施主の要望を形にする家づくりはAさんの希望をかなえるものだった。「家を建てるなら、この土地を理解している地元の大工さんに頼みたいと思っていたんです。自社大工を持ち、WBハウスを手掛ける橋本住建さんはまさに理想でした」と頼りになる工務店との出会い、そしてこの家で暮らす喜びを語ってくれた。
　さらにAさんらしい個性的でラグジュアリーな空間にするためにたくさんのリクエストやアイデアが生かされた。外観はシャープでありながら、外構にはアイボリーのタイルが優しい印象を与え、L字型の間取りで突き出た1階リビングやその上の2階応接室部分を多角形にすることで洗練された欧米の洋館を思わせる佇まいに思わず胸がときめいてしまう。
　そして室内に入れば、オフホワイトを基調とした美しく柔らかい空間が広がる。中心となるLDKはソファなどの家具やキッチンなど色をそろえることで、よりリラックスできる落ち着きある空間に。リビングの隣は和室になっており、容量たっぷりで奥行きのあるクローゼットを備えている。布団や家族の洋服なども十分に収納することが出来るので、多くの時間を1階で過ごすようになったそうだ。
　洗面室には造作で大きな鏡を配置し、輸入壁紙をアクセントクロスとして取り入れるなど、まるでヨーロッパのホテルのような仕様で心を楽しませてくれる。
　奥さまはこの家が出来てから掃除も家事も楽になり、子どもを見守りながら趣味のポーセラーツを楽しむ時間も増えた。好きなものに囲まれ、暑い時期は暑さがこもらず、冬は断熱する「WB工法」の空間は、気づけばどこよりも落ち着ける場所になっていた。