株式会社 近藤建設興業　建築実例詳細　　風が通り、光降りそそぐ 自然エネルギーに満ちた家

　東西南北どの窓からも心地良い風が通り抜け、どこの部屋にも安心というぬくもりが伝わるＴさん邸。「春先は窓からサーッと風が入って、それはもう気持ち良くて！」と、パッシブハウスの住み心地の良さは期待以上であることを実感しているという。長男の入学を機に、もともとご主人の祖父が住んでいたプレハブの家を２０１６年12月に全面建て替え。意匠に凝るよりも家族が健康に、長く快適に暮らすことを最優先にした「近藤建設興業」のパッシブハウスはまさに理想的だったという。近藤社長は「今や高断熱・高気密は基本。いかに自然の摂理に沿った設計で、自然エネルギーを最大限に利用できるかが鍵」と語り、風の通り道を生む窓のとり方や日射取得、遮へいのための数々の工夫を教えてくれた。快適・健康性を高める温度・湿度の見える化をはじめ、省エネを向上させる時間帯による消費電力量をひと目でチェックできるシステムも導入。「ライフコストが明らかに軽減されました。冬場の結露もなく、帰宅した際にまだ暖かい空気が残っているのはうれしいですね」と奥さま。パッシブにこだわった分、内装などのデザインはあくまでもミニマムでシンプル。すっきりと白ベースのＬＤＫは広々とさえ感じられ、「ゆったりくつろげる雰囲気のリビングに友人達を招きたい」というご主人の思いも徐々に叶い始めている。