大畑建設 株式会社 　建築実例詳細　　家族をつつむ光　今も老後も、ここで良かったと感じる幸せ

　Sさんは家をつくると決めたときに「老後の過ごし方」を考え、駅が近く、買い物もしやすい、馴染みの場所で土地を探した。そして何より大事にしたことは身体に優しく、心安らぐ空間をつくることだった。
　1階の一部が吹き抜けとなり、縦長の土地でありながら陽光が部屋中に行き渡る。光を感じ易くするために、巾木を最小サイズにするなどスッキリ見せる工夫を加えた。さらに、和紙の畳を使用した和室の扉は垂れ壁のないハイドアで、1階全体につながりを持たせている。床はサクラの無垢材を使い、裸足でも気持ちいい。
　エコで過ごしやすい空間づくりのため、ｌｏｗーｅ複層ガラスや樹脂サッシを選択。気密断熱性においても、性能の高い仕様を導入。将来を考え、1階で生活できるように収納を増やし、レールも目立たないものにした。
　奥さまの要望で、1階が見渡せるオープンキッチンに。使いやすさを考慮し動線を短くした。パントリーや遠赤外線ラジエントヒーターも、共働きの奥さまの強い味方になっている。
　予算ありきではなく、必要なものにどのように予算配分していくか、家のバランスを見て本当に必要かどうか。打ち合わせしていく中で、大畑建設の大畑さんの経験を基に納得できるまで話し合った。基礎が出来上がってからも変更を行ったことをSさんは恐縮していたが、大畑さんにとっては、今ではなく将来に向けて良い選択ができることが一番だと思っている。そんな心意気を知ったSさんは、「やっぱり大畑さんでよかった！」と再認識したそうだ。