株式会社 平田建設　建築実例詳細　　自由に伸びやかに開放感溢れる平屋の家

　勾配天井に張られた美しい杉板の木目が、シンプルで開放的な空間に程よく調和しているリビング。その姿こそ見えないが、天井裏には大空間を支える強靭な梁がしっかりと横たわっている。
　「平田建設」では、地域の風土に合わせた最良の木材を用い、大工職人が丸太から手作業で墨付けして刻み、組み上げていく。「立派な梁をそのまま見せるかどうか最後まで悩みぬきました」と話す三代目の平田棟梁。家のイメージと全体のバランスを考えて、施主のＫさんと相談した結果、あえて構造材は見せない板張り天井を選択したのだという。
　木をふんだんに使うことで温かみのある空間になったり、梁を見せることで重厚感を感じさせたり、木の扱い方やセンスで印象はガラリと変わる。日本の受け継がれた技の良さを伝えながらも、和にとらわれ過ぎず現代の生活に馴染むデザイン、それが平田棟梁の目指すところだ。
　奥さまが思いを描いて棟梁に手渡した間取り図もイメージ通りに再現され、家事効率は格段にアップした。そのうえ、遮熱性断熱性に優れているので、夏は涼しく冬も温まった空気を逃がさない。
　建築関係の仕事に携わっているＫさん。「仕事柄、色々な現場に行く機会がありますが、平田さんの家は素材も間違いないし、仕事も丁寧。安心してまかせられます」と信頼を寄せる。プロが惚れるプロの仕事。その実力は折り紙つきのようだ。