株式会社SANKO　建築実例詳細　　自然素材の空間で紡ぐ ヒュッゲな日常

　60代を迎え、終の棲家として旧家の建て替えを決意したご夫婦。「先の人生をより楽しく豊かに過ごす」をテーマに置き、便利さの中にもゆとりとくつろぎを感じられる家づくりを「ＳＡＮＫО」に依頼した。アウトドア好きで多趣味なご主人がこだわったのは、無垢材や漆喰などの自然素材と暖かな薪ストーブのある暮らし。床から天井、建具、造作家具に至るまで無垢材をふんだんに使い、木目の美しさが調和する住空間に仕上げた。庭を望むＬＤＫはヒノキの勾配天井を採用し、圧倒的な開放感と２階への緩やかなつながりを実現。一方、玄関とリビングを結ぶセカンドフロアやキッチン、２階のカウンターは天井を低くしてこもり感を出し、大空間の中に奥深い心地よさを生み出した。１階はＬＤＫから予備室、収納、水回りが玄関へ続く回遊動線、２階は個室メインという平屋ベースの間取りが、娘さんと３人の「ちょうどよい暮らしやすさ」をかなえている。薪ストーブの炎や好きな物に囲まれた家に心のぜいたくを感じながら、ご家族は何気ない日々の幸せを紡いでいる。