ユーセイ建設 株式会社　建築実例詳細　　裸足を楽しむ家

　外観はスタイリッシュ。白を基調にしつつ、道路寄りの面はブラウン系の外壁で、細長い窓がアクセントになっている。屋根は片流れにして、家庭用では最大規模となる10kWの太陽光発電システムを設置。日中にしっかり発電しつつ売電を行い、光熱費の節減に大いに役立っている。設置費用の回収後は、家計にゆとりを生み出す「宝の屋根」となる。構造部は国産ヒノキを土台や柱に使用。断熱はウレタンフォームをメインに施工し、高い断熱施工技術を担保している。
　Ｊさんの一番のお気に入りは半吹き抜けのリビング。高さ３.６mの天井は開放的で、床や天井、梁の木材が癒やしをもたらす。ご主人のこだわりで天井板はレッドシダー、リビングの床板には節なしのスギの無垢材を使用した。
　奥さまのお気に入りはアイランドキッチン。天板は黒い人工大理石で「いい物だからきれいな状態を保つように気を付けています」と話す。リビングや和室が見渡せ、料理をしながらでも家族の気配が感じられる安心の間取りになっている。
　キッチンの後方には、洗面室・家事室・屋外の物干し場が一直線になった家事動線を確保。子どもが遊びやスポーツで服や体を泥だらけにして帰っても、勝手口で服を脱いで上がれば、玄関やリビングを通らずに洗面室を抜けて一目散に風呂へ駆け込むことができる。加えて、洗濯物を洗う、干す、アイロンをかけるといった一連の作業がこの空間で完結できるため、家に帰った時、また、家で過ごす時の行動に合わせた配置になっている。
　各部屋の収納スペースは、寝室の奥のウォークインクローゼットを除けば控え目だが、半吹き抜けにした１階リビング部分の上階に６畳半分のロフトを確保。階段で上り下りでき、大きな荷物の保管にも適している。
　子どもが小さいため、家にいるときはほとんど１階で過ごしているというＪさんご一家。リビングやダイニング、和室で親子の楽しい時間を過ごしている。