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売買・分譲 住まいの基礎知識 4 地震に強い家にもいろいろある! ?

家づくりの基礎知識

地震に強い家にもいろいろある! ?

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地震の多い日本。この100年あまりを見ても、いたるところで大地震が発生し、大きな被害が出たという記録が残っています。特に最近は、発生件数も増大。そのため、各メーカーでは、今まで以上に地震対策に力を入れた住宅提供を進めています。今や、住宅と地震対策は切っても切れないものになっていますが、一言で「地震に強い家」といっても、タイプはいろいろ。大きく3つに分けることができます。それぞれの特徴を理解して、家づくりに生かしましょう。

耐震構造

柱や梁、壁などの構造部材で構造を強化し、地震の激しい揺れを堪え忍ぶもの。地震による建物の倒壊を防ぐことを目的にしています。太い構造部材をしっかり固定して、建物の形を変えずに建物全体が揺れる「剛構造」、部材が細く、地面の揺れに抵抗せず、しなやかにしなって建物の下の階から時間差で揺れていく「柔構造」があります。


■地震時に住宅にかかる力の向き~耐震構造・制震構造の場合
耐震構造の場合は構造部材で地震の揺れを吸収して倒壊を防ぎ、制震構造の場合は制御装置が揺れを吸収します

耐震構造
制震構造

耐震構造と同様、地震による建物の倒壊を防ぐことを目的にしたもの。建物内に設置した制御装置で地震の力を吸収するため、建物が揺れにくく、地震の揺れも納まりやすくなります。


■制震構造の一例
地震の揺れを制御する「制震デバイス」(写真左)を採用した「制震フレーム」(写真右)を構造躯体に使用することで、地震に強い家に(写真協力:旭化成ホームズ)

制震構造
免震構造

建物と基礎の間に積層ゴムなどの部材を設置して、建物に伝わる地震の力を遮断し、上の階に伝わる揺れを軽減。建物の倒壊だけでなく、建物内の家具などの転倒も防ぐことを目指しています。ただし、低層の建物ではコストが割高。


■地震時に住宅にかかる力の向き~免震構造の場合
建物と基礎の間に設置した積層ゴムなどの部材が地震力を吸収。建物自体に地震力はほとんどかかりません

免震構造