F-STYLE HOUSE／株式会社 藤原建設　建築実例詳細　　家族みんなが暮らしよい、性能×...

「初めて完成見学会を訪れたときの、部屋の空気のすがすがしさや無垢の床の足触りを今でも覚えています」。「藤原建設」との出会いについて、こう話してくれたＫさんご夫婦。その後も見学会へ足を運ぶうちに、ゼロエネルギー住宅「ＺＥＨ」水準の高い性能を備えながら自由度の高い家づくりがかなうと知り、同社へ依頼することを決めた。
　以前は社宅に住んでいたというＫさんご家族。古さゆえの湿気やカビなどに悩まされていたことから、新居には「日当たりや風通しが良く、健康的に暮らせる家」をリクエスト。そこで、家族が集うリビングを開放的な吹き抜けにし、窓のサイズや位置を調整することで室内に光と風を招き入れるように設計。また、「20年、30年先を見据えて、住宅性能をできるだけ高いものに」との提案から、高気密・高断熱・高耐震性を実現したスーパーウォール工法を採用。特に、気密性を示すＣ値は0.28という優れた数値で実証されている。
　床材に選んだ無垢のアカシアは独特の色合いと温もりが心地よい感触を生み出す。家族の健康面でも、壁面の調湿効果に優れたメソポア珪藻土の効果により、湿気の多い夏場はカラッと過ごしやすく、乾燥しがちな冬場は適度な潤いがもたらされるという。そして、深緑色の扉やアイアンの手すりといったヴィンテージ調の部材を随所に取り入れることで、ご夫婦が好きな「大人かっこいい」空間を作り上げた。「キッチンで家事をしながら、カウンターで勉強する子どもやリビングでくつろぐ家族の様子を見守れるのがいいですね」と、奥さまは笑みを浮かべる。
　新居の建設中に、奥さまと娘さんが１・２階の天井を塗装したり、リビング壁面に家族の手形を押したりと、家づくりに参加できたことが忘れられない思い出になったそう。確かな性能と高いデザイン性を両立した理想の住まいで、家族は心身ともに健やかな暮らしを営んでいくことだろう。