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家づくりのポイントは 後悔しないためのパートナー選び

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家づくり成功の鍵は「住宅会社選び」にかかっている。たくさんの会社の中からぴったりの1社を選ぶには、自分たちの選択基準を明確にすることが大切だ。失敗しないためのポイントを見ていこう。

point.1まずは会社ごとの特徴や目安価格を知り予算と要望に沿った会社を絞り込んで検討しよう

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住宅会社と言っても、大手ハウスメーカーからビルダー、地元工務店、建築事務所など様々な業態がある。目安価格や得意分野、特徴も千差万別。やみくもに住宅会社を回る前に、会社ごとの違いや特徴を知ることが大切だ。ただ、あなた自身にどんな家にしたいのかという家づくりの基準がなければ、いろんな会社に行けば行くほど目移りし、混乱してしまう。まずは自分たちの無理のない予算を考え、家づくりの要望をまとめること。そうすることで自然と検討していくべき会社が見えてくるはずだ。

工務店

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職人やスタッフと直接やり取りしながら進めていくスタイルが多く、細部までこだわり、自分の意見を反映させたい方に向いていると言える。モデルハウスを持たない会社が多いので完成見学会やOB邸訪問などで建物を見学しよう。会社によって価格も得意とするテイストなども異なるので、予算と要望にあった会社を見極めることが重要。

ハウスメーカー

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全国展開している会社が多く、社会信用性が魅力のひとつ。会社の知名度や安心感、サービス、アフターメンテナンスなどの保証面を重視する方に向いていると言える。モデルハウス等を持っているため、完成後をイメージしやすいのも魅力。

建築家&設計事務所

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自由な設計や個性的なデザインがお好みの方、変形地や狭小地など、土地の形状に合わせた設計をしてほしい方に向いていると言える。建築家の場合は施工費とは別に設計監理費が必要で、施工は別の会社になるのが一般的。建築家にはそれぞれ独自のスタイルがあるので、自分たちの理想を叶えてくれる建築家選びをしていこう。

point.2工務店のさまざまな特徴を押さえよう

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3つのジャンルの中でも特に社数が多いのが工務店。ひと口に工務店といっても、各社に特徴や得意分野があり、さまざまな価格帯で分布・散在しているので、どこに行ったらいいのか迷ってしまう。まずは、どんな得意分野があり、どんな特徴があるのかを知っておこう。

和風モダン系
木や土、石など自然回帰できる素材での家づくりを目指す工務店。腕のいい大工を社員として抱え、丁寧かつ高度な手仕事で仕上げる工務店もある。

デザイナーズ系
設計力やデザイン力の高い工務店。設計部門を強化しており、設計事務所と工務店が合わさったイメージ。

住宅性能系
冬暖かく夏涼しく、健康に過ごせて、ランニングコストを抑えられる高性能住宅を手がける工務店。各社の性能レベルや工法、実績を確認しよう。

自然素材系
ナチュラルスタイル

自然素材をふんだんに使用し、ナチュラルカントリー、フレンチスタイル、アンティーク調など、あたたかみあふれる家づくりを得意とする工務店。

ローコスト系
原材料の一括仕入れや積算システムの改良、作業工程の効率化などで、良質かつコストを抑えた家づくりを実現している工務店。

北欧スタイル系

シンプルスタイル系

伝統和風系

ビンテージスタイル系

 

次からは自分たちの要望をまとめてみよう

point.3あなたは何を優先させる?

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人それぞれ家づくりで重視したいポイントは異なるもの。
自分たちがどんなことに重点を置いて家づくりをしたいのかを具体的にしていこう。

予算立てもしっかりと行って
要望をまとめるだけでなく、自分たちが返せる額や借りられる額など「予算立て」も考えていこう。予算は住宅会社決定の大きな判断材料になる。
 

point.4建物を見学して確かめる

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自分たちの求める家づくりの方向性が見えてきたら、要望にあった住宅会社の建てた
実際の建物を見学して確かめよう。見学するだけでなく、体感することが大切。
ポイントを押さえて見ていこう。

見学会に参加するメリット
●空気感を味わえる
●その会社の持つセンスを感じられる
●快適性(部屋ごとの温度差がない等)を体感できる
●設計力を見られる(光の入り方、風通しなど)
●質問することでスタッフの知識や対応力がわかる
●工法や構造について実物を見て、質問できる
●施主(OB)と話ができる可能性がある
●実物を確認することで、予算の予測をつけられる
●帖数や平米など、広さの感覚がわかる

見学会に参加するメリットは他にもある。家や住宅会社のことがよくわかるのはもちろんのこと、土地や敷地の使い方、間取りや動線など、言葉だけではわかりにくい点を実際に見て体感できるのがポイント。ぜひ積極的に参加してみて。
 

point.5自分たちの基準で比較・検討しよう

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担当者に話を聞くのはもちろん、繰り返し完成見学会や構造見学会へ出向いて設計力や施工力、アフターメンテナンスについて自分たちで確かめておこう。

施工力
素人目にはなかなか判断しづらいが、施工力は家の是非を決める大事なポイント。建築中の家を見学する際は、施工の丁寧さや正確さに重点を置いて見学してみよう。少しでも気になる点があれば、遠慮せずに質問することが大切だ。

費用
見積書をもらったら、総額だけでなく、詳細な内訳を見てみよう。何にいくらお金がかかっているのかがわかれば、複数社の見積もりも比べやすくなるし予算内に収めるために、どこを削るべきかも見えてくる。

設計力
外観・内観のデザインだけでなく、間取りの動線や部屋の配置などもチェック。もし見学会などで施主と話せる機会があれば、要望をどのように伝えたか、どんなふうに叶えてもらったかなども聞いてみよう。

テイスト
会社によって得意とするテイストがある。自分たちの好きなテイストが叶えられそうな会社の見学会へ出かけ、実際の建物を見ながら、取り入れたい設備や部材、アイデアがあればメモしておこう。

アフターメンテナンス
永くいい状態を保つためにはメンテナンスも必要。施工後に必要となるメンテナンスの期間や費用、アフター保証についてスタッフに確認しておこう。建てる時に後々メンテナンスがあまりかからない材料を選ぶこともポイント。

スタッフ
家づくり成功のカギはスタッフにあり。社長や担当者は建築のプロであるか、自分たちと同じ目線に立って話をしてくれるか、将来まで安心して任せられると思えるかどうかを基準に、対応力や提案力をチェックしよう。

 

住宅会社選びは生涯のパートナー選び
家づくりは自分たちの思いをいかに建築のプロに伝え、カタチにしていくかが重要。何より家は建てて終わり、ではない。長く快適に暮らすためには定期的なメンテナンスも必要。建てた住宅会社とは長い付き合いになる。つまり、会社選びは“信頼できるパートナー”を見つけることなのだ。ポイントは、自分達の思いに真摯に耳を傾けて言葉にできない思いを引き出し、予想を上回る提案をしてくれるか?建築のプロとしてトコトン説明し、メリット・デメリットも隠さず教えてくれるか?熱い思いを持って手間を惜しまず丁寧な仕事をしてくれるか?どんなことでも気軽に相談できるか?など。何度となく話をする中で「自分たちの思いを託して家づくりを任せられ、これから先も信頼して付き合っていけるかどうか」を見極めよう。

次からはスタイルごとの実例を見てみよう
 

Natural Style

無垢の床材や漆喰など自然素材を用い、白やベージュ、アイボリーといった優しい色合いを基調に、木の質感を生かしてぬくもりに満ちた雰囲気に仕上げるスタイル。

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絵本の世界に出てくるような、切り妻屋根に煙突が映える佇まい

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大きな吹き抜けを通じて上下階がひとつに。味わい深いインドネシアチークの床など、自然素材をふんだんに使った心癒される空間

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スタディスペースを設けた、家族が集うダイニング。空間はシンプルにまとめ、家具や照明が引き立つように。無垢材の床は素足で触れると気持ちいい

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床はカラマツの無垢材、壁は珪藻土と自然素材のあたたかみあふれるリビング

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ドアを開けると、やさしい木の香りとぬくもりに包まれる。まるでカフェのようなカウンターキッチンは奥さまのこだわり

Designer's Style

シャープな直線で構成されたクールなスタイル。アイアンなどモノトーンの硬質な素材と、渋い色合いの木など自然素材の組み合わせで、スタイリッシュな中にも心地よさを感じる雰囲気に。

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木とガルバリウムという異素材の組み合わせでスタイリッシュに仕上げた外観

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深みのあるブラウンの床に、アースカラーのインテリアが彩りをそえる

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ステンレスのアイランドキッチンが主役のLDK

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アイアンのリビング階段が空間を引き締めている

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白の塗り壁にレッドシダーを組み合わせたクールなエントランス。建築デザイナーの巧みな空間設計により、デザイン性と防犯性を両立したシンプルながらも洗練された佇まい

Simple Style

白と黒を基調にモノトーンでまとめたシンプルモダン、明るい色合いの木と白の組み合わせですっきりとまとめるナチュラルシンプルなど、過度な装飾をせずすっきり仕上げるスタイル。

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空間をダイニングと切り離すことで、ゆったりとした寛ぎが得られる

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勾配天井の一部にロフトを設けた、広がりを感じるLDK

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白を基調にしたモダンな空間に、強度とデザインを兼ね備えた鉄の階段が存在感を放つ

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木のやわらかな風合いが魅力のダイニングキッチン。シンプルな空間にアイアンのオープン階段がアクセントをプラス

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広々とした20帖のリビング。クロスや建具を白で統一し、床にはメープルを採用。「明るい家にしたい」との奥さまのイメージを実現した

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高台の眺望を楽しめるように、南側に向けて部屋を囲むようにテラスバルコニーが設けられている

Japanese Modern Style

日本家屋の伝統美、畳や障子、格子など和の要素を現代風にアレンジしたスタイル。木の質感を生かした、落ち着きと安らぎをもたらす雰囲気が年代を超えて人気を集めている。

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ナラ材の床や天井のスギ板など、室内の雰囲気を左右する材はご主人自らセレクト。格子の扉も無垢材を使ったオリジナル。リビング奥には床の間のある本格的な和室も

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引き戸の玄関を開けると、洗い出しの土間が。訪れた人が腰掛けておしゃべりを楽しめる

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焼杉の深い黒や独特の風合いがなんとも美しい佇まい

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伝統美と現代の感性がしっくりと溶け合う和室

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格子の扉や丸太の柱で和の美しさを表現したモダンな空間

住宅会社選び成功の秘訣は情報収集と分析。どんな会社があって、自分たちはどのような家をつくりたいのか、それぞれをしっかり調べてイメージしていくことが大切。後悔しないためにも、情報収集と分析に力を入れて、自分たちにピッタリの住宅会社を見つけてみて。

 

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