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土地探しは住宅会社探しと同時がコツ!

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土地は一つとして同じものはない上に、膨大な数がある。価格・面積だけで見れば、同じような条件の物件は幾つも出てくる。闇雲に情報を集めても、希望の物件に出会うのは難しい。ここでは、かしこい土地探しの方法を紹介していく。ぜひ参考にして、理想の土地に夢のマイホームを実現してほしい。
土地探しに当たって重要なのは、「住宅計画」をしっかり立て、同時に住宅会社を決定すること。現地見学は、情報を十分絞り込んでから、プロのアドバイスを受けた上で行うことが望ましい。土地・建物予算や希望条件をはっきりさせておくことで、有効な物件情報に出会える確率も高くなる。
購入する土地が決定したら、住宅ローンの事前審査がある。土地売買契約までに審査を受けるためには、事前に住宅会社を決定することが必要になる。住宅会社決定には、見学会イベントに行ってみたり、実際に建てられた住まいの実例をチェックしよう。(リンクはステップハウス.JP)

STEP1 まずはしっかりと「住宅計画」を 立てよう! 住まいのイメージを 固めて、土地と同時に 住宅会社を探す

住まいのイメージを固めておこう

土地探しの前に、「住宅計画」をしっかり立てておくことが大切。夢の住まいについて、家族でしっかり話し合おう。また、子どもの通う学区や住みたいエリアを重視する人と、建てたいマイホームの広さや形を重視する人では、土地探しの方法や住宅会社の探し方もかなり変わってくる。

 

現地見学は絞り込んでから

見て回り過ぎると、迷いが生じ、予算や条件が当初より上がってしまいがち。候補を絞ってから購入するつもりで見学に。

 

同時進行で住宅会社を決めよう

住宅ローンの申し込みには、建物の工事請負契約書が必要な場合が多い。土地探しと同時に建物プランも進めたい。

 

STEP2 希望をまとめて見学に行こう。条件をリストアップして、 まずはエリア全体を見て回ろう

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希望をリストアップ

住宅計画が明確になったら、いよいよ土地探しをスタートしよう。まずは希望条件をリストアップ。いつでも見られるようにしておこう。このページのチェックリストに記入し、活用して。
すべてを満たす物件を見つけることはなかなか難しく、条件の落としどころの判断が必要になることが多い。希望条件は、優先順位を明確にしておくのがポイント。

【現場見学は情報を絞り込んでから】

気になった土地を手当たり次第に見すぎると、「あの土地は予算オーバーだったけど、近くに公園があってよかった」「やっぱり駅に近い方がいい」など予算と条件が上がるばかりでなかなか決められないもの。希望するエリアの土地価格の相場や条件面をふまえた上で、情報の段階で十分に候補を絞り込んでから、よいと思えた土地を見に行こう。

 

エリア全体を見る

チェックリストができたら、初めから個別の物件を見に行くのではなく、まず希望のエリア全体を見て回ろう。広い範囲で、エリアの環境や利便性、雰囲気などを観察して。エリアとの相性も良さそうなら、情報収集を始めよう。

【希望の7割満たせば買い!くらいの気持ちで見に行く】

見学のポイントは、必ず敷地の中に立って生活目線で土地を見ること。周辺を散策して実際の生活をイメージするのも大切だ。また、時間帯を変えて見に行き、日当たりや交通量、騒音などもチェックしたい。雨の日の後に行けば水はけの具合も確認できる。よさそうだと思ったら、検討している住宅会社に見てもらおう。道路状況、土地の高低差(道路や隣地と高低差があると造成工事が必要な場合もある)上下水道やガスの配管状況(引き込みや取り換え工事が必要な場合もある)、日当たり、通風、近隣事情、地盤など、建築のプロの目線で厳しくチェックしてもらい、買うかどうかの判断材料にしよう。希望が100%叶うまで探したいところだが、そんな場所はえてして相当な予算が必要になる。希望の7割を満たす土地が見つかったら、決断のタイミングと見極めよう。

【土地を見学する時のポイントは?】

①道路から土地を眺めるのではなく、敷地の中に立って生活目線で見る。外から見るのと中から見るのとでは広さの感じ方も見え方も違ってくる。
②周辺を歩き、エリアの雰囲気や利便性を生活目線で確認する。

③日中だけでなく、朝や夜の様子も確認する(治安、騒音など)。晴れた日だけでなく雨の日の様子も確認する。

 

STEP3 いよいよ見学! ポイントをしっかり確認

現地で確認し、7割OKなら決める

土地探しは住宅会社に同行してもらうのが、成功のポイント!希望の条件を元に探した土地を見てもらい、ここに望みの家が建つのかアドバイスをもらおう。

【住宅会社選びと同時に進めた方がよいワケ】

住宅ローンは住宅を建てることに対しての融資なので、土地だけで住宅ローンを組むことはできない。そのため、住宅ローンを利用して土地を購入する場合には審査の際に金融機関に建物のプランや見積もりを見せる必要がある。事前審査が通れば、いよいよ土地の売買契約。そこからローンの本審査、申込となるが、その際には住宅会社との工事請負契約書が必要。つまり、土地探しと住宅会社選びを同時に進め、土地を購入する時点で住宅会社を決めておくことが重要なのだ。

建築面のアドバイスがもらえ、効率的な情報収集ができる

住宅ローンのことだけでなく、建築面でのアドバイスをもらって土地を購入できるという点からも同時進行することにはメリットがある。隣地との境界線や高低差など、素人ではなかなか分かりにくいポイントをしっかり教えてもらおう。さらに、新しい土地情報や公開されていない情報が不動産会社や売主から直接、住宅会社に来るケースも多いので、自分たちだけで探すよりも、住宅会社に依頼した方が効率的な情報収集ができる。理想の土地と建物を手にいれるために、一緒に進めていこう。

 

情報を絞りこめたら、いよいよ見学。見に行く際は住宅会社に同行してもらうのが望ましい。その土地を扱っている不動産会社や住宅メーカーにも連絡をしよう。現地では、建築条件の有無、建ぺい率、道路の状況など、プロの意見もしっかり聞いておきたい。日当たりや通風なども確認し、分からないことは担当スタッフに、納得いくまでしっかり聞いておこう。
希望が100%叶うまで探したいところだが、そんな場所はえてして相当な予算が必要に。土地は数多く見学すればするほど、希望がさらに増えることもしばしば。そうなってしまうと、なかなかゴールにたどりつけないことも。上記チェックリストの希望を7割満たす土地があれば、迷わず決めてしまおう。

STEP4 土地決定後のお金の流れ この時点で住宅会社が 決まっていれば、 住宅ローンの手続きができる

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住宅会社選びと同時

住宅ローンは住宅を建てることに対しての融資なので、土地だけで住宅ローンを組むことはできない。そのため、住宅ローンを利用して土地を購入する場合、審査を受ける際に金融機関に建物のプランや見積もりを見せる必要がある。事前審査が通れば、土地の売買契約。そこからローンの申し込みになるがその際には、住宅会社との工事請負契約書の提示が必要になる。ということで、土地探しは住宅会社選びと同時に進めるのが賢いやり方。

 

建築面のアドバイス

上記で土地と住宅会社は同時に見つけていくのが理想的と分かったけど、住宅ローンだけでなく、建築面でのアドバイスという点からも同時進行が大切。隣地との境界線や高低差など、素人ではなかなか分かりにくい、あるいは気づけないポイントを、建築会社がしっかりと教えてくれる。さらに、新しい物件情報やまだ世に出ていない情報が住宅会社に集まっているケースも多い。理想の土地と建物を手にいれるために、一緒に進めていこう。

 

「家づくり学校」に相談してみよう

住宅会社の情報が豊富な「家づくり学校」では、個別相談やセミナー・見学ツアーを通して学び・体験しながら、自分たちにぴったりの家づくりをしてくれる建築会社にめぐり合える。さらに、土地情報を数多く抱えている住宅会社も熟知しているので、土地と建築会社を同時に探している人にとって、理想の進め方やぴったりの会社を紹介することができる。こちらも併せて利用してみよう。

 

 

土地探し成功のために、色々と話してきたが、一番大切なのは土地探しと家づくりを楽しむこと。なかなか希望の土地が見つからないと焦っているなら、土地探しから相談できるプロと一緒に、希望の家づくりを始めよう。

自分たちの適正予算から

自分たちの適正予算からの画像

土地を購入して家を建てる場合には、まず自分たちの無理のない予算を考え、建物と土地にその予算をどう配分するかを考えよう。一般的には、適正予算から建物にかかる費用を引いて、土地にかけられる予算を割り出す。利便性がよく人気のある町の中心部は概して土地価格が高く、郊外に行くほど価格は下がるもの。自分たちが土地に対して求める条件を書き出し、優先順位をつけることで、どのエリアで探すべきかも見えてくる。

【POINT】

住みたい家や建てる会社によって建物費用は大きく変わる。自分たちが住みたい家にはどのくらいかかるのかをふまえて予算を配分しよう。建物費用を上げたいなら土地予算を抑える、土地にお金をかけたいなら建物費用を抑えることになる。下の要望リストで、自分たちが何を優先したいのかを整理してみよう。

 

土地に求める要望をリストアップしよう

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まずは土地の希望や条件を書き出してみよう。すべての希望を満たす物件を見つけることはなかなか難しく、悩んだ時には判断が必要になることも。そのためにも条件には優先順位を付けておこう。チェックリストができたら、希望エリア全体をドライブしてみよう。広い範囲でそのエリアの環境や利便性、学校や病院、役所などの場所、町の雰囲気などを観察し、情報収集を始めよう。いくつかの土地情報を見ていく中で、そのエリアの土地価格の相場や条件面なども見えてくるし、新しい情報も入手しやすくなる。

 

次では、さまざまな土地の特徴を見ていこう。

狭小地

狭小地の画像

【価格を抑えて利便性の良いエリアで建てられる】

都市部などでは土地価格が高く、広い土地を見つけるのも難しい。そんなエリアでは価格が抑えられる狭小地を購入し、コンパクトな家を建てるという選択肢も考えられる。狭小地は隣家と密接している場合が多いので、採光や通風を設計によりいかに確保するかがポイント。

変形地

変形地の画像

【敷地の形状を生かして個性的な住まいに】

台形や五角形など変形した土地の場合、普通に家を建てると敷地の無駄が多くなると敬遠されがち。概して四角形の土地に比べて価格が抑えられることも多い。敷地の形状を生かして間取りや外観のデザインを考えることで、個性的な住まいにできることもある。

北向きの土地

北向きの土地の画像

【設計次第でデメリットをメリットにできる】

南に道路がある土地は、南側に遮る隣家がなく日当たりがよいため人気が高く、価格も高め。一方、北向きの土地は南側に隣家がくるため日当たりが悪いと敬遠されがちで、価格も低くなることが多い。しかし、北向きの土地では玄関が北側に設けられるので南側にリビングを広くとることができる上、道路からの視線を気にせず窓を開けられるというメリットも。隣家に接する南側に庭を設ければ明るさも確保できる。

旗竿地

旗竿地の画像

【価格を抑えて利便性の良いエリアで建てられる】

「旗竿地」とは文字通り、旗の形をした土地のこと。前面道路に接する部分は狭く、住宅を建てる奥の敷地までは通路(竿にあたる部分)になっている。最大のメリットは価格の安さだが、道路から奥まった位置にあり、隣家の真横を通って出入りするため、プライバシーや防犯面の不安がデメリット。とはいえ、比較的静かで、通路部分を駐車場にするなど、活用の仕方や間取りの工夫次第で快適な住まいにできる。

知っておきたい土地の決まりごと

Q.市街化区域と市街化調整区域って?

A.都市地域での無秩序な市街化を防ぐために、都市計画法で定められた区域のこと。すでに市街地となっている区域と、10年以内に優先的かつ計画的に市街化を進める区域を「市街化区域」と呼び、逆に当面市街化を抑制することになっている区域を「市街化調整区域」と呼んでいる。市街化調整区域では一定の要件を満たさない限り、原則として住宅を建てることはできない。

 

Q.用途地域って何?

A.建築できる建物を規制するもので、都市計画法により12種類の用途地域が定められている。建物の種類や建ぺい率、容積率なども「用途地域」次第。

 

Q.セットバックって?

A.建築基準法では幅が4m以上ないと道路とは認められず、建築地は4m以上の道路に2m以上接していなければならないとされている。とはいえ建築基準法が制定される以前から4m以下の道路は存在したため、4m未満でも行政から指定を受けると「道路」とみなされる例外がある。とはいえ、4m未満では防火等の面で十分な道幅を確保できないため、そのような道路に面している土地に建築する場合には、道路の中心線から2m後退(セットバック)しなければならないと決められている。自分の土地であっても、その範囲内には建物はもちろん、塀や門も作れず、空間を確保しなければならないのだ。セットバック要と記載されている場合には、使える敷地が狭くなるので注意が必要だ。

 

Q.建築条件付土地って?

A.あらかじめ建てる住宅会社が決められている土地のこと。建てる会社は選べないが、プランは自由。通常3か月程度内に建物の工事請負契約を締結することを条件として土地の売買契約が結ばれる。

 

Q.自然災害が心配!
安心な土地はどう探す?

A.

その土地が元々どんな土地なのか、土地の経歴を調べることで、ある程度、自然災害への対策を取ることはできる。自治体ではハザードマップを提供し、浸水しやすい地域や地震・津波の発生予測、液状化の危険度予測などを公開しているので、チェックしてみよう。

国土交通省ハザードマップポータルサイト
http://disaportal.gsi.go.jp

 

お役立ちページ:主な不動産用語の解説(ステップハウス.JP)

理想の土地に出会うために

土地探しを成功させるためには、まず自分たちの住宅計画を立てることが重要だ。その上で、住宅会社を同時進行で検討し、自分たちの予算をふまえて候補地を探すこと。最終的に建築のプロのアドバイスをもらって決めていこう。紹介したポイントも参考に理想の土地を見つけてほしい。

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