住まう人に寄り添い、共に生きる　新しい歴史を刻む古民家｜株式会社よつば工務店｜リフォーム実例詳細

　西日本豪雨を経験したIさんが安寧を求めた住まいは、周囲の景観に溶け込むように佇む築109年の古民家。被災後は1年半ほど各地を転々としていたが、「穏やかな暮らしがしたい」と家探しを決意。偶然にもこの古民家、そして、古民家再生を専門に扱う「よつば工務店」と出会った。ご夫婦は、親身に話を聞いてくれるスタッフの温かさに触れ、その思いを託した。
　キッチン周辺を重点的に行ったリフォームプラン。土間から続く高低差の激しい上がり口には階段と手すりを設け、足の悪いご主人への負担を軽減。ダイニングは、漆喰壁や珪藻土壁の色合いと化粧梁が映える吹き抜けに。元の素材や古き良きを残しつつ、熟練の職人による技術や遊び心で快適に整えられた空間に、「想像以上の仕上がりで本当にうれしい」と顔をほころばせた。