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第79回目

幸せになるために最低限必要な「しつけ」とは?-2015.4.10更新-

 新しい春のスタートに併せ、犬猫などペットを迎えられる方も多いのでは? 猫は犬に比べてしつけが入りやすく簡単ではありますが、繊細な性格の子が多く、ちょっとした環境の変化に敏感です。引っ越しはもちろん、壁紙やカーテンの色を変えただけでも落ち着かず問題行動(マーキングや悪戯など)を起こす子も。では、犬はどうでしょうか? 犬種にもよりますが、環境の変化から体調を崩す子が中にはいますが、多少のことでは猫ほどのストレスはかかりません。
 ただ、しつけには時間と根気が必要で、連続して出来るようになったとしても飼い主の対応次第で再び出来なくなることも…。飼い主が諦めてしまったら終わり。苦手で時間がかかる子はいますが、根気良く続ければ種類や年齢を問わず出来ない子はいません!
 つい出来るようになったら出来ることが当たり前に思い、褒めやおやつなどのご褒美が無くなったりすると、ワンコもつまらなく感じてしまい、元に戻ったり、わざと失敗してみせたりと知能的な行動に出る子も。ですので、おおよそしつけが入ったと思っても、当分の間はしつけ期間中と同じ対応を心がけてください。そうすればそのしつけに対する忘却は減ります。
 さて「しつけ」とは何でしょう。子犬から飼い始めたときに多くの飼い主が問題とするのは「トイレ」「無駄吠え」「甘噛み」です。しつけの方法はここでは申し上げませんが、この3大問題をクリア出来たら、次は「待て」「お座り」「伏せ」ですね。人間の社会に出ると最低この3つの指示が理解できなければ上手く共存が出来ません。逆に言えば、この指示が理解できるなら、一緒に出掛けたり、時には外泊してみたりと飼い主と行動できる範囲が広がるという事ですので、ワンコにとっても幸せですよね。要するにワンコのためにも最低ここまでの「しつけ」は徹底しておきましょう。
 「お手」「おかわり」「ゴロン」などはしつけではなく「芸」の一種。出来なくても生活に支障がありませんので、スキンシップの一環として習得させる程度にしましょう。たくさんのことを覚えさせるより、最低限のしつけを完璧にすること。それが、人とペットが幸せに暮らせるコツだと私は思います!


ペットの法務相談って何だ!あなたの身近に起きるトラブルを解決!

 ペットの法務相談。皆さんは、この言葉をご存知でしょうか。今回のペットにまつわるお話は、岡山で唯一ペットを専門にした法務相談をされている山中一馬さん(行政書士)にお話を伺いました。

 近年のペット人気の上昇とともに、対ペットショップ・ブリーダー・動物病院、個人間の売買、近隣住民との問題などペットに関するトラブルが相次いでいるとおっしゃる山中さん。こういったトラブルが皆さん自身に起きた時あなたなら、どうしますか? 弁護士に相談する、それも良いでしょう。ただその前に気軽に相談できる相手がいたらどうでしょうか、それが今回の法務相談です。

 行政書士は弁護士とは違い依頼者の代理人として相手方と交渉することはできませんが、トラブル回避のアドバイスや書類作成を通して適切な問題解決のサポートができます。そんな山中さんのもとには、日々ペットトラブルの相談が寄せられているそうです。「購入したペットに先天性の病気が発覚」「インターネットと見た目が違う」「リードが長すぎて道の角から飛び出した犬に驚いて、お年寄りが転倒した」など法務の立場から適切なアドバイスをしてくる頼れる存在、それが法務相談なのです。

山中一馬どうぶつ法務事務所

行政書士/愛玩動物飼養管理士/
動物法務協議会会員

山中一馬どうぶつ法務事務所

岡山市平福2-3-11

ペットトラブル相談・解決、ペットビジネス相談・サポート、各種契約書の作成、セミナーの講師や執筆活動など仕事は多岐にわたる。普段は、倉敷市笹沖にあるドッグハウス「ボーモンド」の店長としても活動中。

ご相談は、HPかメールアドレスへ
HP:http://www.office-kazu.com
(リニューアル中)
E-mail:animal-support@office-kazu.com


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