幸せになるために最低限必要な「しつけ」とは?-2015.4.10更新-
新しい春のスタートに併せ、犬猫などペットを迎えられる方も多いのでは? 猫は犬に比べてしつけが入りやすく簡単ではありますが、繊細な性格の子が多く、ちょっとした環境の変化に敏感です。引っ越しはもちろん、壁紙やカーテンの色を変えただけでも落ち着かず問題行動(マーキングや悪戯など)を起こす子も。では、犬はどうでしょうか? 犬種にもよりますが、環境の変化から体調を崩す子が中にはいますが、多少のことでは猫ほどのストレスはかかりません。
ただ、しつけには時間と根気が必要で、連続して出来るようになったとしても飼い主の対応次第で再び出来なくなることも…。飼い主が諦めてしまったら終わり。苦手で時間がかかる子はいますが、根気良く続ければ種類や年齢を問わず出来ない子はいません!
つい出来るようになったら出来ることが当たり前に思い、褒めやおやつなどのご褒美が無くなったりすると、ワンコもつまらなく感じてしまい、元に戻ったり、わざと失敗してみせたりと知能的な行動に出る子も。ですので、おおよそしつけが入ったと思っても、当分の間はしつけ期間中と同じ対応を心がけてください。そうすればそのしつけに対する忘却は減ります。
さて「しつけ」とは何でしょう。子犬から飼い始めたときに多くの飼い主が問題とするのは「トイレ」「無駄吠え」「甘噛み」です。しつけの方法はここでは申し上げませんが、この3大問題をクリア出来たら、次は「待て」「お座り」「伏せ」ですね。人間の社会に出ると最低この3つの指示が理解できなければ上手く共存が出来ません。逆に言えば、この指示が理解できるなら、一緒に出掛けたり、時には外泊してみたりと飼い主と行動できる範囲が広がるという事ですので、ワンコにとっても幸せですよね。要するにワンコのためにも最低ここまでの「しつけ」は徹底しておきましょう。
「お手」「おかわり」「ゴロン」などはしつけではなく「芸」の一種。出来なくても生活に支障がありませんので、スキンシップの一環として習得させる程度にしましょう。たくさんのことを覚えさせるより、最低限のしつけを完璧にすること。それが、人とペットが幸せに暮らせるコツだと私は思います!