屋外で犬を飼おう! vol.4-2014.1.10更新-
【夏季】
例年の異常気象で年々暑さが厳しくなっています。この時季に一番気をつけなければならないのはやはり「熱中症」。体温調節が得意不得意は犬の種類に寄りますが、比較的暑さに強い犬種でも熱中症にかかる時代ですので、注意しすぎるくらいでちょうど良いかもしれません。
屋外飼養の場合、
・日中日陰が出来る場所があるか
・通気が良い場所かどうか
・安らげる場所の温湿度はどの程度か
を把握しておく必要があります。
日陰ができる場所があっても、風通しが悪かったり、水たまりになっていたりすると犬はその場を好みません。
また太陽の位置により影の位置や大きさは変わりますから、気がついたら直射日光にさらされていたという場合もあります。
小屋の内部だと直射は避けられますが、湿度が高かったり地熱が直接伝わるような作りだと熱中症になり易いものです。一日を通して犬が快適に過ごせているかを確認する必要があります。
【冬季】
犬は比較的寒さに強い種類が多いものですが、短毛種、子犬や老犬は寒さを苦手とします。寒いとすぐに暖房を考えがちですが、まずは寒さの原因を取り除くことから始めます。
・寒風が入らないようにする
・地面からの冷気を遮断する
これだけでもかなり暖かく感じます。これに加える形で、いらなくなった毛布を小屋へ入れておくとか、ペット用のヒーター等を使用すると良いでしょう。
ただし、ヒーターなどの電気器具はコードをかじって感電する恐れがありますので、いたずらしそうな子には不向きです。毛布もずっと小屋に入れっぱなしにしていると不衛生ですし、保温効果が低下しますので、天気の良い日は洗って干し、いつも清潔なものを使用しましょう。また飲み水も凍りやすいのでまめに交換しましょう。
シリーズの最初に申しましたが、屋外飼養の場合は室内飼養より人の管理が行き届きにくい傾向にあります。異常を感じたら早めに対策をし、楽しいペットライフにしてくださいね。