愛犬の食餌管理シリーズ(3) 〜基本的におやつはいらない!〜-2013.4.12更新-
すごくいい響きではありますが、基本的に「おやつ」という考えは人間が作り出したもの。ペット化が進み、人との距離が近づき過ぎたためにペットも人により食生活を乱されています。その一つが「おやつ」。
かといっておやつをあげてはいけないと言っている訳ではありません。「どういう場面でおやつ(御褒美)をあげるべきか」を飼い主としてしっかり理解できていて、かつその子の適量を知っていれば問題はありません。
では、質問します。
「どういうときにおやつをあげていますか?」
少し考えてみてください。
ほとんどの方が次の2点を挙げたのではないかと思います。
<1>留守番やしつけなどのご褒美としてあげている
<2>おやつを欲しがるし、可愛いので、ついあげてしまう
いかがですか?
<1>について
まずは「御褒美=おやつ」という考えを変えてください。では、何がペットにとってご褒美か?
それは「愛情表現(褒める)」という行為です。まずは一にも二にも「愛情」です。たくさんの愛情を貰えたペットはさぞ幸せなことでしょう。愛情に満たされることでしつけの定着もしやすくなります。
どうしてもおやつに頼らなければならない場合は、最低限に抑えるようにしてください。
<2>について
おやつ(美味しいもの)を欲しがるのはあたりまえ。ペットが可愛いのは飼い主としてあたりまえ。その理由でおやつをあげていては「ペットのいいなり」になってしまいます。美味しいものをあげるという愛情表現は、肥満やガン、糖尿病などの弊害をもたらし結局ペットを不幸にしている場合が多いのです。
食餌の考え方を変えてみてください。
ペットは栄養価に優れたペットフードを貰えるだけで十分幸せだということを。
食餌の管理は飼い主責任です!