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第40回目

犬の去勢と避妊(4)「私たち、去勢(オス)をさせました」-2011.11.11更新-

今までのコラムから去勢と避妊のメリット&デメリットはわかったものの、いざ我が愛犬にさせるかさせないかとなるとどうしたらいいんだろう…ってなりますよね。今回は実際に去勢(オス)をさせた飼い主さんの意見を参考にしてみましょう。
【ケース1】マーキング防止のために決断!
まずオスはこれがネックとされています。家中にシャーシャーかけられてはたまったものではありません! 事実、生後半年程から早い子でマーキングが始まります。ですので、去勢をするなら肢を上げ出す前にしてしまうこと。これでほぼ(90%程度)はマーキングが防げるとされています。ただし、絶対とは言い切れませんので防止策としてお考えください。
【ケース2】トリミングさせないくらい凶暴なので決断!
トイプードルやシュナウザーなどトリミングが必要な犬種なのに凶暴過ぎて散髪すら出来ない、嫌なことがあったら咬みついてくるなどの性格をしたワンコは去勢によって大人しくなるとされています。事実、ウチの店舗でも凶暴過ぎてお断りをしたワンコが去勢をし、後日再挑戦(笑)をお願いされたのでやってみたところ、意外とすんなりさせてくれた…という例もあります。ワンコの性格を穏やかにしたいという悩みの解決方法の一つです。
【ケース3】停留睾丸のガン化を恐れたため決断!
停留睾丸、いわゆる睾丸が降りて来ずに奥(腹部)にあるまま成長する事なんですが、睾丸は本来の位置では冷やされているはずなのに、腹部にあることで温められ、腫瘍化しやすいとされています。なので停留睾丸のガン化が心配なのです。生後1年を経過しても停留している場合はまずそのままの状態で変わらないことが多いので獣医師に相談してください。パパになる予定の無い子は決断を考えても良いと思います。
【ケース4】オスとメスを飼っているので決断!
望まない出産を避けるために、どちらかの手術が必要なら…オスの去勢の方がリスクが少ないとされています。メスの発情時には尿内にオスを引き付けるホルモンが排出されるのでそのたびにオスは興奮する事でしょう。去勢によって発情時の興奮が減少します。このケースで去勢を決断される方は多いと思います。
次回は「避妊(メス)させた飼い主さん」の意見をご紹介します。

ペットの法務相談って何だ!あなたの身近に起きるトラブルを解決!

 ペットの法務相談。皆さんは、この言葉をご存知でしょうか。今回のペットにまつわるお話は、岡山で唯一ペットを専門にした法務相談をされている山中一馬さん(行政書士)にお話を伺いました。

 近年のペット人気の上昇とともに、対ペットショップ・ブリーダー・動物病院、個人間の売買、近隣住民との問題などペットに関するトラブルが相次いでいるとおっしゃる山中さん。こういったトラブルが皆さん自身に起きた時あなたなら、どうしますか? 弁護士に相談する、それも良いでしょう。ただその前に気軽に相談できる相手がいたらどうでしょうか、それが今回の法務相談です。

 行政書士は弁護士とは違い依頼者の代理人として相手方と交渉することはできませんが、トラブル回避のアドバイスや書類作成を通して適切な問題解決のサポートができます。そんな山中さんのもとには、日々ペットトラブルの相談が寄せられているそうです。「購入したペットに先天性の病気が発覚」「インターネットと見た目が違う」「リードが長すぎて道の角から飛び出した犬に驚いて、お年寄りが転倒した」など法務の立場から適切なアドバイスをしてくる頼れる存在、それが法務相談なのです。

山中一馬どうぶつ法務事務所

行政書士/愛玩動物飼養管理士/
動物法務協議会会員

山中一馬どうぶつ法務事務所

岡山市平福2-3-11

ペットトラブル相談・解決、ペットビジネス相談・サポート、各種契約書の作成、セミナーの講師や執筆活動など仕事は多岐にわたる。普段は、倉敷市笹沖にあるドッグハウス「ボーモンド」の店長としても活動中。

ご相談は、HPかメールアドレスへ
HP:http://www.office-kazu.com
(リニューアル中)
E-mail:animal-support@office-kazu.com


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