犬の去勢と避妊(4)「私たち、去勢(オス)をさせました」-2011.11.11更新-
【ケース1】マーキング防止のために決断!
まずオスはこれがネックとされています。家中にシャーシャーかけられてはたまったものではありません! 事実、生後半年程から早い子でマーキングが始まります。ですので、去勢をするなら肢を上げ出す前にしてしまうこと。これでほぼ(90%程度)はマーキングが防げるとされています。ただし、絶対とは言い切れませんので防止策としてお考えください。
【ケース2】トリミングさせないくらい凶暴なので決断!
トイプードルやシュナウザーなどトリミングが必要な犬種なのに凶暴過ぎて散髪すら出来ない、嫌なことがあったら咬みついてくるなどの性格をしたワンコは去勢によって大人しくなるとされています。事実、ウチの店舗でも凶暴過ぎてお断りをしたワンコが去勢をし、後日再挑戦(笑)をお願いされたのでやってみたところ、意外とすんなりさせてくれた…という例もあります。ワンコの性格を穏やかにしたいという悩みの解決方法の一つです。
【ケース3】停留睾丸のガン化を恐れたため決断!
停留睾丸、いわゆる睾丸が降りて来ずに奥(腹部)にあるまま成長する事なんですが、睾丸は本来の位置では冷やされているはずなのに、腹部にあることで温められ、腫瘍化しやすいとされています。なので停留睾丸のガン化が心配なのです。生後1年を経過しても停留している場合はまずそのままの状態で変わらないことが多いので獣医師に相談してください。パパになる予定の無い子は決断を考えても良いと思います。
【ケース4】オスとメスを飼っているので決断!
望まない出産を避けるために、どちらかの手術が必要なら…オスの去勢の方がリスクが少ないとされています。メスの発情時には尿内にオスを引き付けるホルモンが排出されるのでそのたびにオスは興奮する事でしょう。去勢によって発情時の興奮が減少します。このケースで去勢を決断される方は多いと思います。
次回は「避妊(メス)させた飼い主さん」の意見をご紹介します。