動物愛護に関する世論調査-2010.11.12更新-
先日、内閣府から「動物愛護に関する世論調査」の結果が発表されました。
前回が平成15年に実施されていますので、7年ぶりの調査です。
依然ペットブームといえども、時代の流れによって動物(ペット)に関する意識や考えが変化していることがわかる結果もありました。
◆「動物(ペット)が嫌いな人は4人に1人」
これは、平成15年の調査結果では「3人に1人」でしたが、今回の結果では「4人に1人」となっています。動物が好きと回答した方が増えたことにより嫌いという回答の減少。この結果の背景にあるものは何でしょうか?
◆ペットを飼養している年代の上位は「50代」と「20代」。
50代の飼養率が高い理由としては、お子様が親元から離れ、生活にゆとりが生まれたことによる飼養や、環境の変化などから生じる寂しさを埋めるためにペットを飼養するなどが挙げられると思います。
◆ペットの死後、葬儀会社へ依頼したいか
という質問に対し、なんと6割以上の方が「依頼する」と回答しています。これは、少し前に事件となった「悪質なペット葬儀の実態」が発覚したことでの調査でしたが、依然高い割合で「民間の葬儀会社を利用したい」方がいることがわかりました。ペット葬儀業界にも法整備がされ、飼養者が安心して供養できるようになってほしいと思います。
その他の結果から「ペットに癒しを求める傾向」「ペット飼養に関する迷惑の減少」などが前回の調査と比較してわかりました。最初にお伝えした「ペット嫌い減少した理由」もこのあたりが影響しているものと考えます。飼養者のモラル、ペットに対する理解の向上により、ペット嫌いが減少。そうであれば、動物との共生に理解が得られていると考えられるのではないでしょうか。この傾向が続くことを願います