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第22回目

飼い主ができること【成長期(7)】「しつけについて・番外」-2010.5.14更新-


前回「褒めてしつけるのが基本。叱るのは臨機応変に…」という内容のコラムをお伝えしましたが、読者の方から「叱るばかりしてきたが、今からでも褒めるしつけに変えてしつけが上手くいきますか?」という内容の質問をいただきましたので、今回は犬の習性や自分の経験からこのご質問にお答えしたいと思います。

【叱るしつけのデメリット】
大声で怒鳴ったり、ついつい手を出したりすると、ワンコは一瞬「ビクッ」としたりひるんだりします。それを見て飼い主は「効いている」と思いがちですが、それは勘違いの場合が多いのです。
犬は叱られてもどうして怒られたのかがあまりわかっていません。むしろ、叱るばかりしていると「怖い飼い主」と思うようになり、飼い主に対して苦手意識を持つようになりかねません。これを続けると、しつけどころか信頼を失うことになります。
例えば、トイレのしつけで叱るばかりしていると、排泄をコソコソするようになったり、排泄後に怒られた経験があるワンコは、排泄を我慢するようになったりと良い結果をもたらしません。

【叱るしつけから褒めるしつけへ】
ご質問の結論から言うと「上手くいく可能性が高い。やってみる価値は大いにあり」だと思います。
対象のワンコの年齢や性格によって改善にかかる時間は個体差がありますが、今のままで改善されずに時間だけが経ち、飼い主さんも悩むようなら、是非褒めるしつけに今からでもチェンジしてみてください!
方法は簡単。今までの叱りを封印して「出来たら褒める」という意識を常に持つことです。飼い主さんの意識を変えるところからスタートし、結果が表れるまでその意識を無くさないこと。ただこれだけです。
簡単に言いますが意外と難しいんですよね、これが。「ワンコはきっとわかってくれる」と思って頑張ってみてくださいね。

ペットの法務相談って何だ!あなたの身近に起きるトラブルを解決!

 ペットの法務相談。皆さんは、この言葉をご存知でしょうか。今回のペットにまつわるお話は、岡山で唯一ペットを専門にした法務相談をされている山中一馬さん(行政書士)にお話を伺いました。

 近年のペット人気の上昇とともに、対ペットショップ・ブリーダー・動物病院、個人間の売買、近隣住民との問題などペットに関するトラブルが相次いでいるとおっしゃる山中さん。こういったトラブルが皆さん自身に起きた時あなたなら、どうしますか? 弁護士に相談する、それも良いでしょう。ただその前に気軽に相談できる相手がいたらどうでしょうか、それが今回の法務相談です。

 行政書士は弁護士とは違い依頼者の代理人として相手方と交渉することはできませんが、トラブル回避のアドバイスや書類作成を通して適切な問題解決のサポートができます。そんな山中さんのもとには、日々ペットトラブルの相談が寄せられているそうです。「購入したペットに先天性の病気が発覚」「インターネットと見た目が違う」「リードが長すぎて道の角から飛び出した犬に驚いて、お年寄りが転倒した」など法務の立場から適切なアドバイスをしてくる頼れる存在、それが法務相談なのです。

山中一馬どうぶつ法務事務所

行政書士/愛玩動物飼養管理士/
動物法務協議会会員

山中一馬どうぶつ法務事務所

岡山市平福2-3-11

ペットトラブル相談・解決、ペットビジネス相談・サポート、各種契約書の作成、セミナーの講師や執筆活動など仕事は多岐にわたる。普段は、倉敷市笹沖にあるドッグハウス「ボーモンド」の店長としても活動中。

ご相談は、HPかメールアドレスへ
HP:http://www.office-kazu.com
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E-mail:animal-support@office-kazu.com


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