正しいお散歩シリーズその4 散歩時の困りごと、こうやって解決!-2009.5.7更新-
今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
今年の連休は飛び石連休ではなく大型連休になり、さらに「高速道路休1000円乗り放題」(一部地域を除く)のお陰で自家用車での遠出が目立ったのではないかと思います。
そのため、各地では高速道路の渋滞や事故が目立ち、いつものように短時間で目的地に到着!というわけにはいかなかったという方が多かったことと思います。
連休中にリフレッシュされた方も、余計に疲れを溜めてしまったという方もまた新たな気持ちで頑張ってくださいね♪
さて、お散歩コラムも終盤に差し掛かってきました。今回は、散歩中によくある困りごとの例を挙げて解決法を伝授します!
【その1】グイグイと引っ張る癖を直したい!
散歩となると嬉しくて興奮し、とにかく前へ行きたがるワンコも多いと思います。
散歩の基本は、飼い主と並んで歩くことですので、前を歩く子は散歩のしつけをし直す必要があります。では、どうしたらよいのでしょうか・・・。
このケースの場合、グイグイと引っ張りだしたらあなたがピタッと止まるとよいんです。
グイグイ引っ張りだしたらリードをきつく引っ張る方もいますが、これは逆効果なんですよ。
実は、こうすると犬は体のバランスを保つため、また前に重心を掛けようとします。そのため、一時的に直った感じになるだけで、根本的な解決となるしつけにはならないことが多いのです。
ですので、合言葉は「グイグイ引っ張り出したら立ち止まる」です。そして、ワンコの引っ張りがおさまったらまた歩き出す。この繰り返しがお勧めですよ。
【その2】においを嗅ぐばかりで散歩にならない!
散歩中にはワンコにとって気になるものがたくさんあります。また、気になるニオイもいろんな場所にあります。例えば、他の犬が排せつをした後シミ、電柱の足元、植え込みや草むらなど・・・。
実際にニオイを嗅ぎたがるワンコの場合、どういう解決法があるのでしょうか。
まず一つは、ワンコがニオイを嗅ぎたがる場所が近づいてきたら、その場所を回避する。それが出来なければ、鼻を地面に下げられないようにリードを短く持つ。これは簡単にできると思います。
そしてもう一つ、お気に入りのおやつを持参してください。そしてニオイを嗅ぎ始めたらおやつを持っていることに気付かせ、その手を上に持ち上げると自然と顔を持ち上げます。こういうやり方も効果的ですね。
【その3】二頭を一緒に散歩をしたいけど、歩くペースが違って困る!
多頭飼いの飼い主さんはこの問題があるのではないかと思います。
ご家族の協力で一人一頭を散歩するならともかく、一人で多頭を散歩させるにはワンコにも協力してもらわなければなりませんね。では、どうやってしつけましょうか。
まずは一頭ずつ散歩して、飼い主の歩調に合わせて歩くという訓練をします。それを複数のワンコにも訓練し、出来るようになったら多頭での散歩を行います。ただし、犬同士でジャレたり、行きたい方向が別々で困った場合には、立ち止まって散歩を一時中断したり、興奮を静めたりして、いつもの散歩が出来るように一息入れてみましょう。
次回は「散歩時におけるペットトラブル(1)」をご紹介します。