ペットとのかしこい暮らし方 入居後編
取材協力/有限会社 スキルアップ
Q1 ペット可と通常の物件は、どんなところが違いますか?
物件によっていろいろですね、違いの無いものもありますし、ペット専用の設備の付いた物件もあります。そういった物件には、傷に強いペット対応のクロスやリードフック・足洗い場・くぐり戸・ドッグラン・キャットタワーなど人とペットが共生できる設備が付いています。
Q2 ペット可物件とは、犬と猫だけですか?
基本的には犬と猫を指します。爬虫類や他の動物は、もしもの時の対応や世話の方法・病気に関する知識など、あまり世間に知られていないものが多くあるので許可されないことが多いです。
Q3 ペット可物件に住む時、ペットはすぐに飼い始めなければならないのでしょうか?入居後しばらくしてから飼うことは可能でしょうか?
ペット飼育の内容で契約していれば、入居後しばらくしてからでも飼うことはできます。その際は、ペットを飼う前に申請書を提出してもらうようになります。
Q4 猫不可という物件もあるようですが、犬と猫では、何が違うのでしょうか?
猫の場合は、爪とぎをする習性があるので、柱に傷が付いてしまい、退去時に修繕費が非常に高くなることが多いので、飼育不可という物件もあります。猫を飼う場合では、柱などに傷が付かないようにプラスティックで柱を守ったり、臭いがこもらない様によく部屋の換気をした方がよいと思います。
Q5 犬・猫の種類や大きさ・頭数に、制限がありますか ?
多くの物件が、小型・中型犬で2頭までとしています。地震や火災などの緊急時には、ペットも連れて逃げなければならないので抱きかかえて逃げられる大きさや数が重要です。オス・メスを1頭づつ飼う場合は、去勢・避妊手術も必要です。
Q6 ペット物件を探す時に何か注意したほうがよい事がありますか?
ペットを飼う場合、意外にみなさんが知らないのが費用の問題です。ペットを飼う場合、年間でいくらかかるか知ってから物件を探されることをおすすめします。通常の賃貸物件では、家賃の3倍の収入が目安となりますが、ペット可物件の場合、約4倍を目安にしておいた方が安心です。ペット用品や食べ物はもちろん、年1回のワクチン注射・3~4月にかけての狂犬病の予防注射・5月~11月までは毎月フィラリアの予防の薬を飲ませるなど、医療面でも費用がかかりますので注意してください。
Q7 賃貸物件ならではのおすすめの品種は?
特にはありませんが人なつっこい種類ということで、犬ならばキャバリアやシーズーなどが向いていると思います。しかし賃貸物件は、共同住宅です。ペットを飼う上で大事なことは、基本的なしつけと、飼い主の方の心構えです。同じアパートやマンションで暮す方への配慮ができていれば、問題ありませんよ。
取材協力:有限会社 スキルアップ
岡山市富浜町1-12 086-902-2722
岡山市を中心にペット可物件を取り扱う不動産会社