株式会社 アトリエクオーレ 一級建築士事務所　建築実例詳細　　ずっと昔からそこにあるような、美...

【プランナーの自邸】

■Ｑ：自然の多い長閑な土地・風景に、家がとても良くなじんでいますよね。
　初夏から秋にかけての稲がある季節は、窓から見える景色が本当に綺麗なんですよ。家って、住む人がその土地環境になじんでいくのと同じように、風景に調和するものであれば良いなと思っています。昔からずっとそこにあるみたいに感じられて、僕たちと一緒に老いていくような。だから使っている建材も、なるべく経年変化や自然の風合いを楽しめる天然素材にこだわっているんです。

■Ｑ：これまでの経験をもとに、どのような思いで家づくりをされましたか？
　数多くの家に携わる中で、家づくりへの自分なりの考えを、いつか具現化したいなと思っていました。当たり前ですけど、お客さまにそこまで思い切ったことは提案できないので、この機会に挑戦しようと思って。玄関とリビングを仕切り無くつないだり、将来子どもが独立したら寝室を１階に移して、生活動線がコンパクトな平屋暮らしができるようにマルチルームもつくりました。日々変わっていくライフステージに合わせて、アレンジ可能な住まいを提案したくて。先日、長らく家づくりを考えられていたお客さまに、「この家をそっくりそのまま建ててください」とご依頼いただいた時は、本当に嬉しかったですね。

■Ｑ：これからの家づくりにどんな影響を与えましたか？
　家族で壁を塗ったり、照明を探したりするうちに、人生において家づくりが持つ意味を、改めて考えさせられました。街と住み手と調和する住まいへの探究心が一層深まりました！