タイコウハウジング/株式会社タカヤマ　建築実例詳細　　歓びに昇華する

黒いガルバリウム鋼板で覆われたMさんの家。玄関前の格子と鋼板の縦のラインが相まって家族を守る存在感と重厚感に満ちている。Mさんのご主人は仕事終わりに家路に着く時、黒い外観の窓から漏れる明かりを見るとお子さまたちの元気なお出迎えを想像し、思わず笑みがこぼれてしまうそうだ。この家はご夫婦が家族のためにつくった安住の場だ。
　Mさんは家づくりを考える前から依頼するなら「タイコウハウジング」の高山さんしか考えられないと思っていた。Mさんは高山さんとは長く仕事関係にあり、高山さんの真摯なまでの家づくりの想いに幾度も触れてきたからだ。デザインや性能はもちろん、どんなに時間が経ってもその空間で幸せを見つけることができるよう考られた家々。Mさんご夫婦もこんな家で暮らしたいと思うのは自然なことだったと語る。
　Mさんの家は1階のLDKをメインとした5層の間取りから成り立っている。半階上がるごとに用途が変わるフロアはどこも光を取り入れるよう間取りを工夫。昼間は自然光で過ごすことができ、季節が良い時は風も取り入れることができる。
　自然に家族が集まる1階LDKは浮造りのスギの無垢材を使用。木目を活かした自然塗料を施し、素足で歩く感触を大切にした。天井はMさんのご要望で構造体の梁と2階の床板を見せながら配線は見せないデザインに。高山さんだからできた技術でおしゃれで柔らかい雰囲気になった。
　1階、1.5階…とリビング階段でつながりを配慮した空間はどのフロアにいても声が伝わりやすく、家族がそばにいる安心感がある。さらに、吹き抜けもありながら気密性も配慮しており、寒い時期も無垢材の感触と合わせて冷え込みを感じることが少なかったという。夏は屋上のスカイガーデンでお子さまたち念願のプールで遊ぶことができる。
　リビングで、屋上で、庭で、自由に遊ぶ3人の子どもたち。この満面の笑顔のためにこの家が存在する。輝く未来を形成する数々のドラマがこの家から始まっていくだろう。